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2018年7月11日

家元教場研究会レポート(11)

課題ー古典(相伝物) 第三回 台天目 

「お付きの客として」

加藤 宗希(水A:東京不白会)

 貴人点ての付き人は、「客であり、客でない貴人のお伴」ということを頭において務めました。貴人点は普段は縁のない世界ですので、貴重な体験です。
 初座でのおしのぎの会話が、貴人中心で、出過ぎずに、でも会話に参加するというところが難しかったです。後座では、席入りの拝見は遠慮し、お伴同士で一緒に道具拝見するなど立場も考慮しました。
 家元が常におっしゃる「全力で、真剣に」を私もまねて自分のものにしたいと思っています。

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2018年7月8日

天心忌茶会で思い出すこと

岡倉天心の孫夫妻とご一緒に(毎日新聞)

李 宗福(長野不白会)

 七月八日の信濃毎日新聞にの「わがまち遺産」に、長野県下高井郡山ノ内町にある大観の別荘「嶽心荘」が紹介される記事がありました。昭和四年に建築、木造平屋のかやぶき屋根で、庭も含めると六千平方メートル。いろりのある客間は、東京の自宅の部屋をまね、大観がこだわって設計したと書かれています。大観の何かの祝いの集いだったと思いますが、その客間でお客様に一服差し上げる光栄に巡りあったことがあります。天心のお孫さん夫妻と一緒の記念写真です。

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2018年6月3日

静岡不白会 家元招請研究会

家元招請研究会

佐藤宗博(静岡不白会)

静岡市 宝泰寺不二庵

 静岡での抹茶製造もようやく緒について参りましたので、八女茶と飲み比べるという趣向にしました。家元に伝わる茶通箱、二種の茶入をご持参くださり、席に重みを添えて下さいました。水屋での準備、茶事での和やかな会話と、力みのない自然体のお点前に引き込まれるように拝見しました。
 二服の濃茶を続けていただくことは、胃にも重たいことです。濃さ、分量、品質、季節等を考慮し、お客様の要望も伺いながら進める必要があろうかと思います。
 御簾の内にあるお点前と捉えていた相伝物を、茶事という実践の場で活用することにより、一層生き生きと継承されていくに違いありません。それぞれに意図された所作の本来の意味が明確に示されることにより、稽古の幅が広がると期待します。

◎参加者の感想

正客担当

   「茶通箱は、指の運びが大切なのではありません」静かなしかし強い信念をもった家元の第一声が強く響きました。心をこめて一席を用意し点てていただいたお茶をいただいたとき、どう感じ、どのように思いをお伝えしたらいいか、日々の生活の中で感性、知識、表現も磨かなければと、正客を務めて思いました。

三客担当

 お茶碗を十分に温め、丁寧に、真剣に練り上げる、茶の湯に対する強い思いを感じました。二種のお茶の味、色、香りの違いを楽しみました。一服目はたっぷりと、二服目は控えめにというお気遣いも有り難く感じました。

見学者

 一席の茶事で二種の茶を振る舞う合理的な方法。「茶通箱を使わず、茶入二種でもできます」という家元の発言は示唆的でした。

◎随行の感想

 初めての出張随行。茶事の流れを経験できたこと、半東として裏の水屋や料理の仕度の様子も知る事ができたことは収穫でした。席の間に畳を雑巾で拭いたり、棚を乾拭きしたり、万全の体制、心持ちでお客様を迎えるということが大切だと感じました。半東の仕事は拙いものでしたが、再び随行の機会を得る事ができればと強く感じました。

内山健太郎

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2018年5月26日

長野不白会研究会

家元招請研究会「相伝物—盆点」 

(長野不白会)

正客として
          松本宗実
 普段何気なくしている水屋仕事、風炉灰の量や押さえ方、下火のつぎよう、釜や水指の水量など懇切丁寧で的確なご指導をいただき納得しました。流祖ご愛用のお道具で家元が亭主の特別なお席、全身全霊を込めたお点前を間近に拝見することができ、魅了されました。丁寧に、時に豪快に練られたお濃茶を最初に口にできる幸せ。「自宅の茶」の定着や相伝制度の改革など家元のお考えを拝聴し、ここで学べる刻を大切にしたいと思いました。
見学して
          神農宗史
 李先生宅にて家元招請研究会が行われました。私は初参加というもあって、緊張の面持ちでしたが、特に印象に残っていることがあります。
 それは家元が席入をする際の姿です。精神統一をされ、気持ちを込めている姿が大変印象深く、一席一席をそういった心持ちで臨まれている事を知り、感動しました。
 盆点を拝見しましたが、普段はどうしても点前の作法や順序に目が向きがちです。家元がお話しされたように、相伝の本来の意味を考えることに今まで意識が向いていなかったことにはっとさせられる思いでした。また、家元の流れるような点前を拝見し、いつか家元の点てたお茶を一服いただいてみたいという思いを抱きました。

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2018年5月13日

七戸不白会 家元招請研究会

家元招請研究会 - 課題「唐物(盆点)」 

盛田宗蛍(七戸不白会)

 五月十三日、十和田市民文化センターで、「家元招請研究会」が行われました。課題は「盆点」、相伝物を特別なものとせずお稽古に取り入れ本来の意味を理解するようにとのことで、博之氏が半東を務めてくださいました。
 「霜夜」の茶入と唐時代の螺鈿のお盆をお持ち下さって、大切に扱うことや客を招いて披露すること、そして主客共に楽しむことを教えてくださいました。緊張のあまり、席入も拝見もうろうろとし杯ばかりでしたのに、さりげなく楽しく過ごす様にして下さいました。やはり、楽しくなければとの思いを強く致しました。そして以前からのお考えを少しずつおしめしくださっていらっしゃると感じます。
 参加した方々から宗匠のなめらかで自然な動きに驚き、出席してよかったとの声が聞かれました。至らない客でございましたが、贅沢な時を過ごさせていただきました。相伝の書物もこの研究会がなければ、奥深くしまっておりました。あらためてよい機会をありがとうございました。

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2018年5月9日

家元教場研究会レポート(10)

課題ー古典(相伝物) 第二回 真台子 

客として

本間 宗尚(水A:東京不白会)

 家元自ら亭主とのことでしたので、型通りではない、現代に通じる変化をどのようにされるのかと楽しみでした。後座は真台子を使って普通のお濃茶を博之様が代点してくださいました。
 その間、濃茶が点つまで家元(亭主)と共に、静かに待っているうちに、初座で向き合い和やかにおしゃべりをして過ごした時よりも、亭主と客との距離がぐっと近くなったように感じました。
 今年の研究会のテーマは「古典」ですが、私が想像した見た目の点前の変化などではなく、〝主・客が一体になる〟という尤も大事なことそのものが古典といえるのかもしれない、と考えさせられました。

初座

後座

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2018年5月6日

高知不白会研究会

家元招請研究会「相伝物—盆点」 

(高知不白会)

半東として 
石元泰雪
 初座、なごやかな雰囲気でしたが、一献をすすめるタイミングが難しいことでした。濃茶を運ぶ時も、膝行か立つか、どの向きで座るかなどに不安を感じました。茶を掃くこと、花を入れること、家元の所作を身近に見ることができ勉強になりました。
三客として 
中山精雪
 高知城を眺めながら、家元が亭主をされる盆点のお茶事は、まさしく荘厳でした。おいしいお料理、家元からお酒を頂戴し会話も弾み楽しく過ごすことができました。見事な濃茶入を拝見し、それを用いてのお濃茶を拝服。師匠である澤先生の七回忌、私を通して先生が家元にお招きいただいたような不思議な縁を感じました。
詰として 
長野すが
 うまく会話に入れなかった事、点前が行われる前に点前畳には入ってしまい「亭主が真剣に心を込めて点前をする、その重要な場」という考えに至らなかったことを反省しました。

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2018年4月30日

「茶箱の濃茶点前」

雲鶴先生招請研究会 

河原志雪(福島不白会)

 四月三十日、福島県白河市南湖公園内の翠楽苑で行われました。
 課題は「茶箱の濃茶点前」です。薄茶点前との相違点を意識した予習を重ね、雲鶴先生のご指導をお待ちしました。盆を使った点前、お茶をかき出さないことから茶杓の置く角度まで、丁寧にご指導いただきました。
 そして、ご指導の合間の一言ひと言、かけ花入れの藤の花を見つめるお姿そのものが、茶の湯を学ぶ励みになっていることに気付かされました。
 また、いつも携えていらっしゃる貴重な茶籠をご披露いただきました。吟味された一つひとつのお道具を通して、日常にこそ茶の湯を……という尤も大切な志をご教授いただきました。

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2018年4月28日

正客として

家元招請研究会 

田中宗俊 (久留米不白会)

 少林寺において行われました。まず家元にご持参いただいた唐物の濃茶器と螺鈿の四方盆を床飾りにして、「盆点」の本来の意味、意義についてお話いただきました。
 初座では、八寸に三品の料理をせっせといただきながら、会話がうまくいかず、お酒と料理の意味が生かされず課題でした。
 床の間に広徳寺海雲老師の「道」を掛けておりましたので、お客役の師匠にあたる末次先生、溝尻先生、田中宗恭先生の思い出話をしていただきました。
 後座は家元が花を生けられましたが、大胆に鋏を入れた芍薬がすっきりした姿にいかりました。家元の点前で盆点の濃茶をたっぷりいただきました。
 堅苦しいイメージの相伝物「盆点」でしたが、今回は肩の凝らない親しみのある研究会になりました。

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2018年4月14日

家元教場研究会レポート(9)

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

高谷宗晶(土B:東京不白会)

 平成二十二年から家元研究会に参加していますが、私にとって研究会は非日常の濃い勉強の時間となっています。今回のような格の高い場で正客を務める機会などないものと思っていました。突然のことで舞い上がってしまい、家元の指摘の通り全く慣れておらず、見苦しいことばかりでした。
 あの日以来ずっと稽古場での背後の皆様の視線が体中に残っているような気分で放心状態に陥り、感想文の提出もどう考えても何も浮かばず時間が過ぎていきました。
 茶の湯は一期一会と申しますのに、研究会が済んだ夜に日中のお茶事を、もう一度やりなおしている夢を見てしまいました。
 ただ、ご相伝以来の「盆点」のお点前を間近で拝見し、宗匠ご自身から初座でお酌をしていただき、後座でお濃茶を味わう事ができまして、本当に幸せな時間でもございました。これから、遅まきながら仲間や親しい友人と共にお茶事を積極的に行っていきたいと考えております。

家元教場研究会 - 古典(相伝物) 

根岸宗昌(土B:熊谷不白会)

・料理当番
 私は、急遽料理の担当となった。当日、準備していただいた料理を並べるだけでよかったのだが、実際にこれが非常に難しかった。小振りのお皿に海のものと山のものを分けて並べればよいのだが、容易された食材を前にして迷うばかりでアイディアが浮かんでこない。いかに日頃、考えもせずに料理の盛り付けをしていたか痛感させられた。お皿い並べたが、まとまりがつかず思案していたところ、奥様に一種類料理を足していただき盛り付けをご指導いただいたおかげで、見た目も美しくお出しすることができた。
 反省会で、お料理については、まず、味がおいしくなければならない。次に季節感、彩りや分量、盛り付けで目を楽しませることも大切であるとのご指導をいただき、とても勉強になった。
 研究会後に『ひとゝき草』を読み返してみると、今まであまり気に止めていなかったが各号に各地の茶事のお料理の写真が掲載されていることに気付いた。季節や器に合わせそれぞれおいしそうな料理が美しく盛られており、次回から会報を読む楽しみが増えたと感じた。
・家族との茶事
 家元からの「実践が大事」とのご指導をずっと受けていたがなかなかとりかかれずにいた。今回、研究会でお料理担当となったのを機会に、連休中に家族を客に迎え、食事とお茶でもてなすことを実践してみた。家の掃除から始め、料理本を読んで献立を考え、食材の買い出しと、準備には時間がかかった。実際造った料理は簡単なものだったが、器をそろえたり、盛り付けを考えるのも楽しい作業でもあった。お盆に小皿を並べ、お酒とともに出し、家族三人でゆっくり食事をし、その後、娘の好きなお濃茶をお菓子と共に味わった。慌ただしい日常の食事とは違い、のんびりと楽しい時間を過ごすことができた。
 茶事にはまだまだ遠い道のりだが、まず家族との簡単な茶事に朝鮮できたことは収穫であった。実際にお客様をお呼びする事を考えると途方もなく大変だと思うが、そこに近づけるように、日常の食事ももっと心を込め、楽しい食事になるよう工夫してみたいと感じさせてくれた一日であった。次は、友人を招いての茶事に挑戦してみたい。
・水屋での準備
 今回、特に炭や釜の準備が勉強になった。普段のお稽古でも、炭や釜の準備をしているが改善するところを見付けることができた。
 下火であっても、湯がしっかりと沸くように心を配り、さらに美しく入れてあったのが印象的であった。また、稽古でのお釜の水の量が少なかったと反省した。早速次の稽古の時には、社中の方と一緒に炭やお釜の水の量を実践に移すことができたので、今後も継続したい。
・茶事の中の盆点唐物
 半東の動きや水屋全体の流れを見ることができたので大変参考になった。
 また、唐物や盆点は稽古の経験も少なく、お点前が難しいという気持ちが強かったが、本来はそうではない。自慢のお道具を是非お客様似楽しんでもらいたいという真の目的を再認識した。心を込めることで自然に立ち居振る舞いやお点前が丁寧になり、心を込めたお茶だからこそ美味しく飲んでいただきたいという原点をしっかりと心に留めていくことがまず第一歩であると感じた。そこを理解することにより、半東や水屋の動きもおのずから決まってくると学んだ。
 今回の研究会に参加し、茶事の流れの中の盆点唐物を家元のお点前で拝見することができて非常に勉強になった。客をもてなす気持ちが準備や会話、お点前にあらわれるということを再認識した。
 また、研究会での学びが家族との茶事という実践につながったことも収穫であった。
 今後も研究会に参加して学んだ事を少しずつ実践につなげていきたいと感じている。

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家元教場研究会レポート⑷

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

柄田宗明(土B:東京不白会)

 当番を通じ、三点のことを感じました。
 ①「盆点」とは、自分が所蔵している名器を披露する為の、道具に対する尊敬と愛着が生み出した趣向であることが茶事の準備と流れの中で理解できました。
 また道具を大切に扱う点前としつらえによって、客にも特別の配慮をした茶会であることが伝わりました
 ②茶事の準備は、平常心を保ちつつ、茶事に対する気持ちを高めるものであることを感じました。盆点で秘蔵の茶器を披露するのであればなおさら、落ち着いて丁寧に準備をすることで、心も場も落ち着き、かつ緊張感のあるものになることを実感しました。
 ③亭主の特別な心入れともてなしに共感し、楽しみながら亭主と一所に茶事を作っていける客になりたいと思いました。

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家元教場研究会レポート⑶

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

中野里雪(土B:新潟不白会)

 相伝物が茶事の趣向の一つというお話は、今まで目指してきた初座と後座から成り立つ茶事が基本であることとつながり、あらためて亭主と客のやり取りの大切さを認識することができました。あくまでも茶事の流れとして自然であることが大切だと感じると共に、現代の生活の中で実用の茶を考えるきっかけとなりました。
 またお席は亭主側と客達で作り上げるもの。亭主の気遣いのこもった一服のお茶の重みを、半東をさせていただき実感しました。
 六種の仕服とともに挽家、箱、想像以上に大きな外箱に収められていた唐物茶入が使われている光景も貴重でとても美しいものでした。

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2018年4月11日

家元教場研究会レポート(8)

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

永井宗悦(水B:岩手不白会)

 今年の研究会の課題は「茶事の趣向で相伝物を学ぶ」でした。御亭主は家元。半東と水屋は当番でした。客は当番から話し合いで決めました。不安でしたが、正客を受けて、とても貴重な時を体験しました。
 床に進みますとお軸の本紙の上部にかかれた「達」の大きな一文字に圧倒されました。達成、到達の意で相伝式で掛けられる軸であると伺い、相伝の意義を理解できました。
 お席は長板に桜の色合いの萬古の皆具、お釜は雪洞型のたっぷりした釣釜でした。お炭点前の後、八寸と盃が運ばれました。桜鱒、菜花のおひたし寒天仕立、チコリに蕗味噌を添えて。お酒は新潟のフルーティーなお酒でした。やさしい春らしい、さりげない盛り付けも茶事ではとても大事な気遣いと後座のお濃茶を意識した八寸のお料理と思いました。また寄付での家元の短冊の蕗味噌が飛び出したようでした。ほっとする瞬間でもありました。
 中立後昼食を教場でとり、寄付でお菓子をいただき、喚鉦で後座が始まりました。床には竹の花入に白の山吹、藤が生けられていました。自分の呼吸が聞こえるような緊張を感じて座っていました。相伝式などではじっと目を凝らして見るという姿勢だった気がしました、大切な濃茶器で一服を建てるという心こめたお点前の流れに、徐々にリラックスした静かな充実した時間と空間が共有できました。濃茶器の扱いやお茶を掬う所作が心に残りました。おいしい濃茶を皆様といただきました。茶事の体験を積んで、客としての姿勢を学んで行きたいと思いました。

家元教場研究会 - 古典(相伝物) 

本間宗円(水B:東京不白会)

 嬉しく楽しい研究会でした。ただ一つ、亭主の考えにどのような動きで寄り添えるかのみを考えました。集中することを意識し、リラックス、深呼吸と言い聞かせて控えました。
 反省点は、お酒、料理をきちんと把握せずお出しした事です。お尋ねがあってから、聞いてまいります、では半東は失格と思います。また、あまりお酒が飲めない方への勧め方も工夫がいるようです。そして濃茶の際、唐物ではありましたが、お客様の座が少し遠かったので立って運びましたが、それが適切であったのか、座ってするべきだったか。
 茶事の流れを説明し、要点を伝えて、ゆったりとお席の入るという家元の方針が、今後の自宅の茶に生かしたいと思いました。
 釜の扱い、炉中の炭の要領、時間配分、釜の据え方、皆具の準備等々、ご指導を受けながら実践させていただき、大変勉強になりました。

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家元教場研究会レポート⑵

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

永野宗与(水B:新潟不白会)

 八寸の料理の準備を担当しました  後座は唐物茶入の披露がなされる特別な座で、上客のおもてなしであることを意識しました。今しかない当地新潟の旬の食材にこだわりました。気候の影響で、なんども市場に通い、ようやく納得する材料を手にすることができました。少量の八寸三品でお酒と共に醍醐味を味わってもらうことにしました。
・春の良い時期にしか捕れない櫻鱒の焼き付け。
・地物の菜花を出汁に漬け込み寒天を流し固めたもの。
・生のウルイに蕗味噌を添えて。
 料理を決めるまでにずいぶん悩みましたので、初座の様子を見ていると、私も一緒に入りたい気持ちになりました。

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2018年4月10日

家元教場研究会レポート(7)

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

戸井田宗良(火B:茨城不白会)

 盆点の半東をさせていただきました。大事な茶入を扱う唐物・盆点ということで、拝見時にもし立って道具を運ぶことになったらどのようにするか、不安でした。今回は普段お目にかかれないすばらしい茶入(小堀遠州ゆかりの〈浜千鳥〉)を目の当たりにすると、左手に茶杓、仕服を乗せた盆、右手に茶入などという持ち方はできないと思いました。
 今回は道具畳に置いたままの拝見で、最後に床へ茶入を飾るため、家元が道具畳から床へ道具を移動されました。家元は、両手で茶入を大服紗ごと大事にくるんでもち、ゆっくりと床に飾ってから、盆に茶杓、仕服を乗せて両手で運んで飾っていました。勉強になりました。
 初座と後座の雰囲気も印象に残ったことです。初座の正客は自然体で、次客もお詰めも楽しんでいることが何より素晴らしいと感じました。一方後座は静かに流れる時間の中で、家元がゆっくり濃茶を練って、お客様も今の場の雰囲気を感じながら待っている。茶道口に控えていた私にもよい緊張感のある空気が感じられて茶事の奥深さを経験できました。

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家元教場研究会レポート⑴

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

千田文雪(火B:岩手不白会)

  床の間には『達』一文字の掛物。家元の盆点の相伝式で用いられていたそうです。達は道が通じるの意とか。当番の春の季節満載の八寸に話も弾み、その上家元の勧め上手のお酒を頂戴して、次客、三客の方々も心が打ちとけた様子でした。
 後座の迎えは喚鉦で。床には突抜忍冬が生けられ、水指前の堆朱盆にはしっとりした模様の仕服に包まれた茶入が鎮座しており、初座とはうって変わっての佇まいに、只目を見張るばかりでした。
 静寂の中、茶入にそっと手を掛けられる仕草、息を詰めて見守っておりました。やがてたっぷりのお濃茶が運ばれて、目を閉じて香りを愉しみ、ゆっくり味わって頂戴しました。
 今回の研究会では、亭主の家元から、点前に終始するのではなく、大事なお道具を賭して客を迎えるお心をお伝えいただいたと思いました。

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2018年3月25日

高田不白会支部研究会

亀山穂雪(高田不白会)

 上越市の保存建築物である旧師団長官舎において「唐物点」の研究会が開かれました。亭主、半東、お客様の役に別れ、後座の席入から退席までを披露した後、出席者で意見を出し合いました。
私は亭主をさせてただきました。滞りなく終えたつもりでしたが、思い起こすと点前に気をとられ、お客様へ心を尽くす事をしていませんでした。
 普段の生活では時短、簡単、便利などという言葉が飛び交い、自分本位で相手を思いやる気持ちを忘れがちです。茶の湯は自分をリセットするに必要な私の生活の一部です。日々何を考え、何に感動するのか、アンテナを張って知識も増やしていきたいと思います。

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2018年3月18日

八女不白会研究会

家元招請研究会 

森 宗絹(八女不白会)

 家元ご持参の茶入は、盆点の相伝式で使用されるという銘「霜夜」。その茶入を用いての家元亭主によるお席でした。席入り、挨拶、炭点前、八寸に一献。おいしい料理とお酒でした。
 中立の後、席入り。家元の、茶入に向き合う真摯なお姿、盆に清めた茶入を置かれた時、思わずほっと息をついていました。
 濃茶を練られているとき、目を閉じていると、お湯の煮える音、チーとかすかな釜鳴りの音、五十人の会員の視線さえ忘れるような時間。熱い濃茶をたっぷりといただき、本当に至福の時間でございました。家元のお言葉、「おいしくお茶を飲んでいただくための、料理とお酒、お道具と楽しい会話」。まさしく今回はこのことを実感致しました。

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2018年3月10日

雛の茶事

(新潟不白会)

亭主を務めて 
木山宗真
三月の雛の茶事で初めて亭主を務めました。
 事前の準備から始まり、当日の段取りや水屋の仕度、大勢のお客様を前にしての挨拶など、日頃のお稽古の成果を問われているようで、緊張しました。
 緊張で会話もままならない亭主にお客様は優しい言葉をかけていただき、気持ちを奮い立たせ最後まで務めを果たすことができました。亭主、裏方ともに皆で一つの場を作りあげることの楽しさを感じました。
 また、今回のお茶事ではお道具組みもお料理も先生に用意していただきましたが、どれも桃の節句を彩る春満載のものでした。見た目にも華やかなちらし寿司や熱々のはまぐりのお椀など、お相伴にあずかりましたが、とても心温まるお料理ばかりで、張りつめていた気持ちもほころびました。後座では気持ちも新たにお茶を差し上げることに集中できました。これまでのお稽古でも承知していたことですが、あらためて大勢の支えがあってお茶は成り立っているのだと実感しました。
 やっとスタートラインに立ったところですが、これからも焦らずに先を目指し、楽しみながら一歩ずつ進んでいきたいと思います。
半東を務めて 
中村宗由
 この度の雛のお茶事で半東のお役をいただきました。前日の準備の折、先生から掛け軸の歌の読み方を教えていただき、初めてその意味が判りました。
 平素のお稽古でもすばらしいお道具や掛け軸に触れる機会をふんだんに与えていただきながら、自ら求める姿勢が足りなかった事を痛感しました。当日も勉強不足を痛感する場面も少なくありませんでしたが、皆様に支えていただき貴重な勉強をさせていただくことができました。これからは自ら学んでいきたいと強く心に思いました。

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2018年3月9日

家元教場研究会レポート(6)

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

土田宗春(金A:新潟不白会)

 私は半東の役をいただき、一つでも吸収したいという気持ちで参加しました。
 お道具によっての立ち振る舞い、流れにそっての立ち居降るまい、流れにそってのスピード、確かに頭ではわかっていましたし実践もしてきましたが、さらに繊細に且つ大胆に動くところは動き、大事な所は全神経を集中し亭主の手となり足となり、目立たないように動く、そして静止。難しかったですが、得た物が沢山ありました。
 本当の良い物をガラス越しではなく、目の前でさわられるくらいの距離で見られる、これも大きな収穫だったと思います。

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