2024年3月13日
2024年度 家元教場研究会レポート(1)
家元教場研究会 古典「茶通箱」
(水曜A組) 松田宗啓
茶通箱は相伝の時のみ行う点前と思い込んでおりました。日常抹茶をいただいたり、差し上げることが多い中、頂戴した茶を茶通箱を使ってもてなす事を思いつかなかった事を恥ずかしく思います。
また他の相伝の点前と比べて、箱を扱う時の指の動きが難しく思えていましたが、指の動きにこだわらず、飲み物としての茶を「尊ぶ」気持ちがあれば自ずと所作に現れると伺い、大変良く分かりました。私も久し振りに箪笥の奥にしまってある茶通箱を使って友人と茶を楽しみたく思います。
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2024年3月2日
能登半島地震チャリティ茶会
今井宗美(新潟不白会)
元日夕方新潟でも揺れを経験し、二カ月経った今でも市内西区では液状化被害で我が家で生活できない方もおられます。ましてや能登半島ではライフラインの復旧すら遅れているとの報道に、つらく困難な生活を続けておられる方々を思うと胸が痛みます。
この度新潟不白会では三月二日、三日、能登半島地震復興支援のチャリティ茶会が行われました。両日共お雛さまもこごえるような雪のちらつく天候にもかかわらず、賛同いただいた多くの方々がおいでくださいました。かわいらしいお孫様とご一緒の方、久し振りの茶会ですとお話されておられた方。先生方が思いを込めて選ばれた輪島塗の棗をはじめ北陸の伝統工芸品のお品を前に、お客様とご一緒に能登の復興のこれからの前進を願いました。
一日でも早く日常を取り戻されますよう、私たち一人ひとりが出来ることを考え行っていきたいと思います。
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