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2020年11月22日

「自宅の茶 」レポート

岩手不白会研究会 

 岩手不白会では、二〇二〇年の研究会課題「自宅の茶」第二回を十一月二十二日(五席)・二十三日 (七席)に開催しました。難しい状況の中、さまざまに工夫した各席のレポートを一部紹介します。
■亭主 里舘宗泰
 半東 藤澤宗守

◦亭主の感想

 早くも先月三田宗明先生の一周忌を迎えました。今回は澤野宗桂先生をお迎えし、大切なお道具でおもてなしをしました。
 寄付は三田先生が岩手医科大茶道部五十周年の際に書かれた「温故知新」の色紙、先生にいただいた教えを振り返りました。床は宗匠筆「只ひたすらに茶の湯の心」のお軸と三田先生にも同席していただきたくお写真を飾りました。
 リビング・ダイニングをロールスクリーンで仕切り、リビングのテーブル茶でおもてなししました。中立ちの後のお濃茶は、やっと手に入れた四方盆でいたしました。お茶の量、お湯の量など各服点ての難しさを感じました。
 お薄は、三田先生がデザインして手彫りされた波間に遊ぶ亀の絵のお茶箱。茶杓は先生が九十九歳の作。いつまでも見守って下さるようにと「月光」と銘をつけていただいた私の宝物です。澤野先生は「うさぎ」の落雁と錦玉で作った「イチョウ葉」を三田先生にとお持ち帰りくださいました。

◦正客の感想

 ご亭主がお茶の心を大切にしていらっしゃることが伝わってまいりました。
 三田宗明先生の思い出いっぱいのお茶事で、なつかしいお道具に出逢えて大変うれしく、天上の三田先生もさぞかしお喜びのことでしたでしょう。
■亭主 田村宗和

◦亭主の感想

 狭い庭の木々もすっかり裸木となり、紅葉が足下に残った飛び石をそのままに寄付へと案1内。炭点前、折敷と進み、和やかに会話がはずみ、菓子をお出しして元の寄付へ。床には石蕗、蔦を生け、静寂のうちにお濃茶へと進みました。
 今回の研究会、コロナ禍、新しい生活スタイルでの茶会、マスクをしてのお点前、客との会話も表情が読み取れないもどかしさ。いつもの自宅の茶と違う緊張感の強いものでした。天候に恵まれ遠路お出掛け下さいましたお客様に、ただおいしいお茶をとの思いで席主を務めました。

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2020年11月15日

八女不白会 オンライン研究会

八女不白会

 コロナ対応の観点から、家元招請研究会に替えてオンラインによる勉強会が開かれています。八女不白会では「小習いと薄茶」を課題にしたオンライン研究会が行われました。小習(茶席の準備と片付け)では、床飾り(掛物を掛ける、花を生ける、炉の火を直す)と抹茶の用意(お茶を掃く)を、そして割稽古と薄茶点前の披露などが質疑応答を交え行われました。参加者の感想を掲載します。

○映像を通してのご指導は、手元の動きなど判りやすく、とても勉強になりました。家元の間の取り方や流れを目の前で見させていただき、今まで自分が手順優先でお点前をしていたことに気付くことができました。つい忘れがちな、心をこめて取り組むことの大切さを教えていただいたことが大変嬉しく、これからのお稽古に繋げていきたいと思っております。
 半東をされた雲鶴先生の振るまいや、所作、東・半東の息のあった、優しい流れを読み取ることもでき、家元、雲鶴先生、新柳様の連携の様子に、とても温かいものを感じました。和やかに手を振って終わったことも次に繋がるようで、本当に有り難うございました。
(重永博子)

○コロナ禍のなか、全てが始めての試みであるオンライン研究会。できることから少しずつでも進んでいくことが大事だと思いました。家元と双方向でに関わりながらお稽古ができることに、大変感謝です。有意義な時間でした。
 「形やパフォーマンスだけでは、相手に何も伝わらない」という家元の言葉が心に残りました。毎回のお稽古に対して、もっと準備から丁寧に細やかに取り組む事が大切であると痛感しました。
(麓水会 Y・I)

○小習いで、日常の茶の支度の様子が拝見できて、とても勉強になりました。特に炭の支度の様子など通常の研究会では、炉のそばにいなければ見得ないような所まで拝見でき、よかったと思います。オンラインならではの良さでしょうか。「茶筌通しも相手の事を考え、心をこめてする必要が在る」。これから実践していければと思っています。
(麓水会 T・D)

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2020年7月20日

自宅の茶

岩手不白会研究会 

 岩手不白会では、今年の研究会テーマである「自宅の茶」が七月二十日(六席)、二十一日(七席)に開催されました。本来は家元を招請する予定でしたが見送られ、不白会会員だけでの自宅の茶事となりました。 最後にホテルニューウィングで報告会があり、リモートでの家元の講評がありました。各席のレポートが届きましたので、一部を紹介します。
■亭主 荒木田宗一
 半東 林 宗悦

◦お客の感想

 梅雨晴の一日、中津川原より心地よい風が入り、澤野先生と荒木田さんとのお話も楽しく素晴らしいひと時でした。おじい様(吉川保正)とお母様の思い出のお道具の取り合わせ楽しかったです。江刺の涼鉢を頂き、お濃茶席に入りました。ご亭主の奥様の手づくりの栗の渋皮煮をおいしく頂きました。

◦亭主の感想

 当日の梅雨晴は頂いた庵号、晴空庵のお陰です。気持ちのよい席を持ちました。茶席の前の点心はすくい豆腐のすまし汁、黒むつの西京焼きと菊の司の本醸造を味わっていただきました。家元からいただいた目を見張る北門鎮護神の山(岩木山)を床に飾り、祖父が民藝にも係わっていたので、 我が家の宝、河井寛次郎の花入に紫陽花とギボウシを生け、南部鉄器の鉄瓶で濃茶を点てお出ししました。お薄は林宗悦さんに点てて頂き、私は席に入り、澤野先生と楽しくお話できました。
■亭主 中丸宗京
  半東 高島照美
 正客の新柳様は、欠席となりましたが、社中でカバーし、正客と三客に助けられながら、早めに始め、予定通り終了出来て、 報告会に参加できたことはよかったと思っています。家元の色紙〝白椿 一輪生けて 小春かな〟を頂き感動いたしました。
■亭主 小苅米宗翠
 日程がウィークデーにあたり、家族が留守で丁度よいので(?)、引き受けました。終活を考え、庭を畑にしてしまいましたので、お花を探したり、食材を探し回ったりと、当日までハラハラでした。臨機応変、メニューを変えれば良かったと反省です。茶事の実践、その後の報告会までの時間が十分ありましたのでお客様にゆっくりしていただく事ができ、半東とのいつもの連携プレーで焦らずに進めることができたと思います。またひとつ、いい経験が出来ました。
■亭主 福士宗信 宗久
 ◦クールビズのテーブル茶事  盛夏ですので、家元提唱のテーブル茶事に挑戦してみました。案内状にはクールビズのテーブル茶を差し上げますのでお洋服で気軽にお越し下さいと書き、お送りしました。  茶事当日の朝は、打ち水をしてお迎えし、まずは居間で軽いお凌ぎを差し上げ、続いて座敷に移り座卓でお濃茶を差し上げました。
 床の間には家元から戴いた軸を掛けました。二十年ほど前西和賀町の女神山に登山した時の思い出の軸で山の画と〝往き〳〵てひいとつふたつ蛍かな〟という家元の俳句が書かれています。お濃茶は、おひとり一碗ずつ差し上げましたが、これがなかなかうまくゆかず稽古不足を痛感しました。引き続きお薄をそれぞれ三人に差し上げ、クールビズの初テーブル茶事をお開きとしました。
 水屋は家内で、初めて二人だけでお客様を接待しました。至らぬ点があったと思いますが報告会では石田ご夫妻から今までのお茶事のイメージと違ってとても楽しかったとの言葉をいただき、恐縮するとともに少しホッとしました。
■研究会を終えて…

岩手不白会会長 澤野宗桂

 この度七月の研究会はコロナウイルスの問題で家元、新柳様をお迎えできず、残念なことと思っております。
 このような状況でも新柳様の御尽力でリモートで家元のメッセージを出席者全員各テーブルでお聴きすることができました。お陰様で報告会が充実したものとなりました。
 各亭主方はそれぞれ工夫したお道具組、そしてお料理にお酒のお茶事で、お客様をお迎えする思いが充分に伝わって参りました。一人分の御濃茶はむずかしいものですが、とても美味しく点てられていて感心しました。
 この度の家元のご褒美の色紙は亭主全員に、空也の最中は出席者全員で頂戴いたしました。報告会は二日間共真面目に和気靄々に終了いたしました。今までに経験したことのない研究会でございましたが、忘れられないものとなりました。

オンラインで家元の講評を視聴

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2019年6月13日

支部研究会で「テーブル花月」

長野不白会 望月グループ

 今年度の家元教場研究会のテーマテーブル茶はとても楽しく心踊る体験をさせていただいております。
 長野不白会では、李宗福先生が支部長になられてから、毎月第二木曜日に小諸市文化センター茶室をお借りして支部研究会をしております。
 佐久・小諸・望月地域の三グループが当番となり、七事式や小習十三ヶ条あるいは季節のもてなし等それぞれのグループの創意工夫の支部研究会をしております。
 私達望月グループは六月十三日が当番でした。五月十五日の教場研会でご指導いただいた「テーブル花月」を致しました。
 全員で濃茶をいただいた後、中立をして席を改めてテーブル花月をスタート。全員参加ができるように三席、それぞれの亭主の好みの花を生け、茶碗も替えて気分も新たに勉強できました。初回こそ戸惑いの声もありましたが「決まり事が多い花月に較べてとても楽しかった」という声が大半、終了後、点前に対する質問や疑問が沢山出ました。翌日も、電話やメールで「楽しかった。教場研究会に行かれないのに良い勉強をせてもらいました」といただき嬉しい悲鳴をあげたほどでした。

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2018年9月2日

新潟不白会支部講習会「都のお茶・江戸のお茶・東京のお茶」

高野邦子(新潟不白会)

 九月二日、武者小路千家官休庵の千宗屋様と、川上博之様をお招きした講演会が、新潟不白会主催で催されました。
 利休に始まる茶の歴史、流儀の歴史に始まり、現代のマンションならではの茶室の工夫など、お話は大変興味深いものでした。
 なかでも、東京のマンション内にある宗屋様のお茶室「重窓」のお話や、リビングに置かれた立礼卓への思いが印象に残りました。現代の生活空間に違和感のない茶の湯のある暮らしは憧れです。これは「自宅の茶」を学ぶことと共通点があり、目指すものは同じでは……、という思いに至りました。宗屋様はたくさんのアイディアをお持ちなのだと思います。
 お二人の対談では、博之様が武者小路千家で修行することになった経緯や、去りがたく修行を一年延ばされたことなど、仲のよいお二人のお話を楽しく聞かせていただきました。
 各社中のテーブル茶のおもてなしもあり、その手伝いにも参加でき、有意義な一日となりました。

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2018年3月25日

高田不白会支部研究会

亀山穂雪(高田不白会)

 上越市の保存建築物である旧師団長官舎において「唐物点」の研究会が開かれました。亭主、半東、お客様の役に別れ、後座の席入から退席までを披露した後、出席者で意見を出し合いました。
私は亭主をさせてただきました。滞りなく終えたつもりでしたが、思い起こすと点前に気をとられ、お客様へ心を尽くす事をしていませんでした。
 普段の生活では時短、簡単、便利などという言葉が飛び交い、自分本位で相手を思いやる気持ちを忘れがちです。茶の湯は自分をリセットするに必要な私の生活の一部です。日々何を考え、何に感動するのか、アンテナを張って知識も増やしていきたいと思います。

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