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2021年10月31日

久留米・福岡オンライン研究会

久留米・福岡不白会

○「茶カフキ」と「数茶」のオンライン研究会、福岡不白会は初めての参加で緊張しましたが、無事に終わりホッとしています。ズームでの参加は互いに会話をすることで皆様との横のつながりを共有でき研究会をより身近に感じました。(私にとりましては初体験で新鮮な感覚でした)
 「茶カフキ」では画面で試茶と本茶五碗のすべての量とお練りが均一である事に感動いたしました。日ごろから正確な準備と正確な点前を意識する事、お茶に興味を持ち、違いについても、真剣に向き合うことがおいしいお茶を差し上げることにつながることを学びました。
 「数茶」では楽しくお茶はいただくのだと、式法の流れを見ながら思いました。その為の会話の大切さも感じながらの充実した一日でした。
              (福岡 黒岩宗富)

○三度目のオンライン研究会、動画配信にも少しなれて落ち着いて拝見致しました。
 家元より「茶カブキ」は「茶傾き」と書き、茶の味や産地の違いを吟味するという意味であるとご説明いただきました。京都のお茶三種(小山園、柳桜園、上林)をご用意いただき、五服点てていただきました。コロナ対策として、色と香りのみで当てるとの事、画面からでは皆同じように見えて判断は難しいのではないかと思いました。札紙の一枚を折据に入れる際の先生方の真剣な面持ちが印象に残りました。 また、執筆者として雲鶴先生が奉書に硯の墨で書かれた文字の美しさに感動致しました。
 「数茶」では、とても和やかに会話を愉しみながら自然にお茶とお菓子を味わっておられるのが画面越しに拝見できました。貴重な映像を配信していただき御礼申し上げます。
                                        (久留米 白水宗穂) 

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2021年10月24日

青森・七戸オンライン研究会

青森・七戸不白会

○且座は、花も炭も香も所望があり、何があたるかわからない。動画配信の中のお客様方は、宗匠と会話を弾ませながらとても楽しそうでした。
 折据、札を用いずに行うコロナ禍の花月では、阿吽の呼吸で「月」「花」を名乗りあいスムーズに進行していました。半東の気配りが大切なお役目であることも判りました。
 撮影される画面も見やすく、チャットでの質問に回答も得られ、皆で共有できます。充分な勉強させていただきました。とはいえ、早くコロナが終息し、宗匠をお迎えしての研究会を願っております。
                      (青森 吉川恭子)

○宗匠はじめ諸先生方、青森の方々のご協力でオンライン研究会が実現できました。コロナ以前にはzoomでの参加など考えられなかったことです。遠方にありながら家元直接のご指導を賜り、贅沢な思いでした。
 七戸の先生方も高齢化が進んでいますが、人数が少ない事を逆に生かせるよう色々な形で楽しみたいと思っております。
 先日お茶の経験のない仲間五人ずつをお呼びして、信玄弁当と茶箱でもてなしました。皆様、とても喜んで毎月呼んでほしいとのことでした。一人でも二人でも興味をもっていただけたらうれしいことです。寒さに向かう折りでございますので、おいとい下さいませ。
 追伸 百歳の母より呉々もよろしくとのことでございます。足が弱りましたが、意識はわりにしっかりしております。
                 (七戸 盛田宗蛍)

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2021年10月17日

雲鶴先生を新潟にお招きして

雲鶴先生招請研究会 

中野里雪(新潟不白会)

 十月十七日、久しぶりに新潟で雲鶴先生をお招きし勉強会を行うことができました。オンライン研究会では双方向で画面を活用した内容を毎回工夫いただき、今までにない、充実した時間を作ってくださいましたが、やはり同じ空気を吸いながらの勉強会はワクワクするものでございました。
 今回は本年度の課題である七事式から午前は廻り花と花月を、午後は数茶をご指導いただきました。私は抽選により花月の亭主を担当し、コロナ対応花月の難しさも感じました。自発的な動きで進むと思っていたストーリーも他のお客様の意思やちょっとしたタイミングで崩れていきます。自分の意思と場の流れの調整をとることが面白さでもあると気づかされました。
 また数茶後にゆっくりとお時間をいただき、雲鶴先生に質問やお話を伺えたことも大変有意義でした。特に印象に残りましたのが、ハプニングがあった時の熟練した先生方の対応に関するエピソードを共有いただけたことです。突然の事態に慌てることもなく淡々とお点前を続けられたお話など、長年真摯にお稽古を続けてこられたからこその不動心を感じさせるものでした。茶の湯での経験を積んでその場でのよい判断、選択ができるようになりたいとの思いを新たにした一日でございました。
 連日お忙しい中、雲鶴先生におかれましてはその後の懇親会にもご参加いただき、和やかで楽しい会となりました。来年もまたお越しいただければと皆で話しております。

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2021年9月26日

新潟オンライン研究会

新潟不白会

○コロナ禍の七事式で、今回は「茶カフキ」と「数茶」を教えていただきました。茶カブキは、回し飲みができない今日、飲まずに色と香りでお茶を当てる方式を教えて下さいました。味覚に頼らず、お茶に対する感覚をとぎすますようにとのことでした。
 数茶碗を使い、条件を同じにするということも、納得されました。みんなで茶カブキを試みて、抹茶に対する感覚を磨き、関心を高めたいと思います。来年は、新潟においでいただけることを祈念しております。
               (岡田宗春)

○今回、研究会の配信に参加させていただき多くのことを学びました、家元は宇治(京都)、八女(福岡)、西尾(愛知)、三種のお茶を用意し、中里重利作のやや大き目の数茶碗を五個用意され、充分に湧いたお湯で均等の分量を入れた茶入のお濃茶を点てられました。お客としては香りと色合いで違いを見極めるのは至難なことでした。マスク越しでは点てている最中の香りは届きません。
 今までは、単にご亭主が用意されたお茶の名称の違い程度で済ませていた気がします。しかし今回はお抹茶に、その産地に思いを寄せながら向き合いました。誠に真剣な時間でした。
 コロナ禍という現在の状況に合わせて御準備いただいた数々の事に驚きと関心を抱きました。雲鶴先生のご立派な書の記録紙を頂戴し、末永く大事に今後のお手本にさせていただきます。
               (長井宗渓)

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2021年9月19日

八女・佐賀オンライン研究会

八女不白会・佐賀不白会

○今回の課題「茶カブキ」では、茶を口に含んで味わうのではなく、色と香りで茶の違いを判断するということに驚き、味覚は舌で味わうだけではないことに、はたと思い至りました。「川上不白茶会記集」のオンライン講読会で、「七事式」考案時の如心斎の苦労についてお話を聞いた事を思い出しました。如心斎のように、家元もこういう状況の中、色々と試行錯誤なさりながら新しい式法を作り上げられていることに気付きました。
 私ども八女不白会では、まだオンラインや通信の機器など不慣れな方も多いのですが、今回のオンライン研究会を録画視聴で繰り返して見たいという意見も出、関心が広まっていることに嬉しく感じております。
              (山崎宗明)

○オンラインでの研究会では、毎回家元のお茶室の設えを堪能させていただきながら、お客へのおもてなしが、自然に伝わってきます。今回の課題は「茶カブキと数茶」ということで、事前に茶カブキの亭主役を勤めてみて臨みました。コロナ禍での茶カフキは「香りと色、練り具合」のみで利き茶を楽しむ場となり、私もお客様を迎えて集うときには実践させていただこうと思います。
 自宅のリビングで、時折主人にお抹茶を点てる機会があり、二種、三種、違う抹茶の味比べをしてみようと思案中です。コロナ禍であまり遠出もできませんが、五感は常に自由です。その感覚を覚醒させて、思いを巡らせ、抹茶の味紀行で旅をするのも今の時代ならではと思っています。
            (宇都宮珂雪)

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2021年7月31日

高知不白会 オンライン研究会

高知不白会

且座濃茶各服点

●先日は私共の初めてのオンライン研究会のためにご準備下さり、お客様として東京の先生方にも御参加いただきまして、感謝の気持ちで一杯です。画面を拝見して、伊万里の平水指の見事なこと、蛍籠の炭取りの涼やかさに、まず目を奪われました。家元が流祖の鶴亀、三日月のお茶碗に一元斎の荷葉という銘の茶杓で濃茶をお点てになる頃には、且座を拝見しながら、まるで映画を見ているような気がいたしました。香付花月では皆様の気持ちが通じ合い、お互いの動作をご覧になっていることに感心しました。姿勢の美しさも心に残りました。家元の「余裕がないと間を合わせられない」というお言葉をこの夏の課題といたします。蝉時雨茶会に、私ども高知支部をお招き頂きまして誠にありがとうございました。
                     (吉岡宗美)

花月

蛍籠

●家元と雲鶴先生のお点前を拝見できたことはとても勉強になりました。落ち着いた動作は、見ている人にも落ち着きを与えること、所作のスピードは、人に与える印象も違うのだなという事に気付きました。
 動画を見て、日ごろ私がお稽古で学んでいることは基本的なことだけど大事なことの積み重ねだったんだなと解りました。何のための所作かに意識を向ければ更に意味を理解できる気がしました。亭主と客は互いに気を合わせ流れを乱さないことも大切だけれど、上手くいかなくても、主客のやりとりでフォローしあいながらその場を楽しませることも亭主の腕であり、そこに面白みや喜びを見つけるのも楽しいことだなと思いました。
                      (田村廣雪)

●YouTubeでの研究会、カメラワークも見やすく、近くで拝見している様でした。お道具の説明もチャットに書かれていて、一人で見ていても分かりやすかったです。家元はじめ皆さんとても和気藹々と楽しそうな雰囲気が伝わりました。
                      (濱田宗美)

●このような状況下で稽古を行う事には制約がありますが、工夫することで稽古を継続していくことが可能であることと、それにより多少の変化があってもよいのだと、今回の研究会で学ばせて頂きました。日々の稽古ではその変化を楽しむことを、また「一服の美味しいお茶を点てること」が一番大事なことであることを再確認し、そのことを忘れないように心がけたいと思います
                      (津野久美)

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2021年6月8日

2021年度 家元教場研究会レポート(3)

家元教場研究会 古典「七事式」

花材の披露

香役を札で決める

●茶花の力

佐藤宗博(静岡不白会・火曜A組)

 今日も暑い一日になるとの予報にうんざりしながら、早朝の庭に出ましたら紫がかった紅の槿が一輪、静かに咲いていました。
 茶席に添えられた茶花には、見る人それぞれに訴える力があります。それもほんの少量で。短い命の素材を大切に扱い活かす術とセンスを高めたいと思いました。お持ちした紅の槿をお使い下さった雲鶴先生、良いお手本をありがとうございました。
 「コロナ禍での花月」も様々な工夫が凝らされた興味深いものでした。廻り花と共にお稽古に取り入れて参ります。
 お若い二方の力は、頼もしい限りです。困難な状況でも前向きな場面に変えていらっしゃる、それも楽しげに。引きこもり老人も場を共有させていただけて、とても貴重な体験になりました。
 「池の端時間」と勝手に名付けております。宗匠御夫妻が紡いでこられた穏やかでゆったり、しかし確実に目標は達成なさる庵の時間の流れ。この度もたっぷりと浸らせていただきました。何よりの活力剤です。名香「おだまき」の香りが蘇ります。この上ない贅沢をさせていただきました。
●新しい花月の楽しみ

河内彩雪(東京不白会・火曜A組)

 六月のオンライン研究会に当番として、動画の撮影に参加させていただきました。
 いつもの花月の間に、大きなライトが複数置かれ、カメラ、マイクも設置されてスタジオの様でした。
 新しい花月は、お客同士が気を合わせることに傾注し、新鮮な楽しみがありました。廻り花では、久し振りに触れる花々に見ほれてしまい、生けるのに時間がかかってしまいました。緊急事態宣言下にこんなにも穏やかに楽しく過ごす事ができ、また、撮影する側の大変な努力あってこその動画配信であることにも気付きました。
●オンラインでも楽しく勉強

大野宗育(東京不白会・火曜A組)

 「花月」では 床の間方向から撮影していただきましたので、全体がよく見え流れが理解できました。香付をどのようにするのか、見ていましたら、コロナ禍、香炉を回さずに空焚きする方法がとられ工夫を理解いたしました。 従来花月は無言でと習ってきましたが、画面からはとても和やかな様子が感じられました。
 オンラインでも楽しく勉強できましたが、画面でお花はよく見えるとはいえ、やはり実際に近くで自然の色、形、バランスを拝見したいと思いました。お香もどんな香りなのだろうと気になりました。

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2021年4月18日

新潟不白会 オンライン研究会

新潟不白会

●昨日は新潟不白会オンライン研究会に御一家のご参加を賜りまして、誠に有り難うございました。「コロナ禍での且座と花月」、楽しみに致して居りました。
 家元の正客、雲鶴先生のご亭主、そして新柳様の半東で一同びっくり。惹きつけられて無言で拝見させていただきました。且座というよりも、まるで茶事。皆様の見事なそして自然の美しさにただ感動しておりました。花月も札、折据がないので初心者も参加できると喜んでおりました。あっという間の終了。緊張しておりましたので体がこわばり、体操がなかったのは少しがっかりでした。お菓子、お茶をいただき帰る前に少し体を動かして終わりといたしましたが、充実した一日だったと皆喜んでお帰りになりました。
 本当に有り難く、厚く御礼申し上げます。早く御目もじ出来ます日を祈って折ります。
                (新潟不白会 中野宗順)

●長く続くコロナ禍に対し、工夫された且座、お花、お炭と続くなかで、お香を略しお菓子が運ばれてきました。中立ちがあり、湯がよく沸いて、各服点てのお濃茶へと続きました。
 家元、雲鶴先生、新柳様、直門の方々が加わり、自然と和んだ雰囲気が伝わってまいりました。
 炉の中のお炭の様子をはじめ、香合、床飾り、お道具の一つ一つをゆっくりと見られるように、カメラワークが素晴らしく、その場に座っているようでした。
 花月は四人で各自が服紗を付け、折据は使わず、自己申告で役を決め、各服点てなので控えの役の動きが重要とのことで、後に配信された映像で確認することができました。
 この度の研究会では、思いも掛けない事が多く、茶の湯一会、型にとらわれすぎてはいけないという家元のお言葉に、茶の湯の奥深さを感じました。
                        (山田厚雪)

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2021年4月16日

2021年度 家元教場研究会レポート(2)

家元教場研究会 「且座」「花月」

●久方ぶりの再会

落合文雪(東京不白会・金曜A組)

 今年度の家元教場研究会、新型コロナ禍を受け心配しておりましたが、出席された皆様と久方ぶりに再会できてに大変喜んでおります。
 「主客が各々の役割を果たして茶の湯一会を試みる」と家元は且座の式法の表題を示しておられます。私は亭主を務め、二名のお客様に「花」と「炭」を所望しました。亭主として濃茶を点てましたが、気になっていた湯の頃合いも良く濃茶を味わっていただいたと信じております。
 「花月」では折据を使わず、札なしの新方式を披露していただきました。まさしく目からウロコが落ちる心持ちで、感心致しました。七事式を制定なさった如心斎宗匠、流祖不白様の時代も、この様に色々と模索がおありであったろうと思った次第でございます。  稽古は、その時々の状況と雰囲気にそった式法を創造することであると改めて学ばせていただきました。
●半東の役目

加賀秀雪(東京不白会・金曜A組)

 半東をさせていただきました。宗匠のお話で半東は単に機敏な動きばかりが求められるのではない、もっと落ち着きのある役目であることをお教えいただきました。研究会は宗匠の言葉を直にお聞きでき、また志を同じくする方々にお会いできる楽しみがあります。参加してよかったとの思いが募ります。

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2021年4月13日

2021年度 家元教場研究会レポート(1)

家元教場研究会 古典「七事式」

●炭に生命を

大村宗芙(東京不白会・火曜A組)

富士と隅田川(柳桜) 渡辺省亭画

炭所望

 「且座」で炭所望を受けました。点前が終わった後、家元が僅か一センチ程炭を動かしただけで、炭に生命を吹き込んで下さったようで、驚きとともに感動しました。 昨年十二月の研究会でも棗の蓋を開けたときに、中の抹茶があまりにも美しく、お茶の一生を一瞬にして見せられたようで、思わず息を呑んだ事、茶杓でお茶を掬ったときに、美味しいお茶を点てたいと強く心に念じたことも思い出しました。改めて家元教場での研究会の学びと気付きの深さを思い知ったように思っております。

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2021年4月4日

久留米不白会 オンライン研究会

久留米不白会

●前半は、「且座」の指導。一つ一つのお点前が目の前で、アップで見せていただき勉強になりました。後半の「花月」では、折据(札)なしの式法に度肝を抜かれました。「花」「月」の名乗りが「自己申告」ということをお聞きして納得、目から鱗でした。また、お茶碗も毎回替えるなど、家元、雲鶴先生、新柳先生の試行錯誤の取り組みがあったのではと推察いたします。楽しく勉強させていただきました。さて、実際自分でやると上手くできますか……。勉強ですね。
                 (田中宗俊)

●オンラインの研究会は昨年末に続き二回目で、少し余裕をもって参加できました。私にとって少々敷居の高い且座が自然な動きや所作で展開され、解りやすいアングルから拝見できたのもオンラインならではでした。お花が生けられると一瞬にして座が凛として春たけなわとなり、釣釜での炭点前もじっくり見せていただき改めて季節を取り戻しました。
 花月は斬新で驚きましたが、随所に合理性が伺え納得のいくご提案でした。早速お稽古でやってみたところ、 最初戸惑いのあった月、花の名乗りも、回を重ねていくうちに座の流れや雰囲気を読みながら自然とできるようになりました。
 かかる状況でオンラインで研究会を開催していただき、感謝致しております。然りながらやはり実際にお目にかかって対面でご教授いただける日が一日も早く戻るのを願って止みません。
                                          (笹本 緑)

正客

次客

花月

濃茶各服点

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2020年11月22日

「自宅の茶 」レポート

岩手不白会研究会 

 岩手不白会では、二〇二〇年の研究会課題「自宅の茶」第二回を十一月二十二日(五席)・二十三日 (七席)に開催しました。難しい状況の中、さまざまに工夫した各席のレポートを一部紹介します。
■亭主 里舘宗泰
 半東 藤澤宗守

◦亭主の感想

 早くも先月三田宗明先生の一周忌を迎えました。今回は澤野宗桂先生をお迎えし、大切なお道具でおもてなしをしました。
 寄付は三田先生が岩手医科大茶道部五十周年の際に書かれた「温故知新」の色紙、先生にいただいた教えを振り返りました。床は宗匠筆「只ひたすらに茶の湯の心」のお軸と三田先生にも同席していただきたくお写真を飾りました。
 リビング・ダイニングをロールスクリーンで仕切り、リビングのテーブル茶でおもてなししました。中立ちの後のお濃茶は、やっと手に入れた四方盆でいたしました。お茶の量、お湯の量など各服点ての難しさを感じました。
 お薄は、三田先生がデザインして手彫りされた波間に遊ぶ亀の絵のお茶箱。茶杓は先生が九十九歳の作。いつまでも見守って下さるようにと「月光」と銘をつけていただいた私の宝物です。澤野先生は「うさぎ」の落雁と錦玉で作った「イチョウ葉」を三田先生にとお持ち帰りくださいました。

◦正客の感想

 ご亭主がお茶の心を大切にしていらっしゃることが伝わってまいりました。
 三田宗明先生の思い出いっぱいのお茶事で、なつかしいお道具に出逢えて大変うれしく、天上の三田先生もさぞかしお喜びのことでしたでしょう。
■亭主 田村宗和

◦亭主の感想

 狭い庭の木々もすっかり裸木となり、紅葉が足下に残った飛び石をそのままに寄付へと案1内。炭点前、折敷と進み、和やかに会話がはずみ、菓子をお出しして元の寄付へ。床には石蕗、蔦を生け、静寂のうちにお濃茶へと進みました。
 今回の研究会、コロナ禍、新しい生活スタイルでの茶会、マスクをしてのお点前、客との会話も表情が読み取れないもどかしさ。いつもの自宅の茶と違う緊張感の強いものでした。天候に恵まれ遠路お出掛け下さいましたお客様に、ただおいしいお茶をとの思いで席主を務めました。

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2020年11月15日

八女不白会 オンライン研究会

八女不白会

 コロナ対応の観点から、家元招請研究会に替えてオンラインによる勉強会が開かれています。八女不白会では「小習いと薄茶」を課題にしたオンライン研究会が行われました。小習(茶席の準備と片付け)では、床飾り(掛物を掛ける、花を生ける、炉の火を直す)と抹茶の用意(お茶を掃く)を、そして割稽古と薄茶点前の披露などが質疑応答を交え行われました。参加者の感想を掲載します。

○映像を通してのご指導は、手元の動きなど判りやすく、とても勉強になりました。家元の間の取り方や流れを目の前で見させていただき、今まで自分が手順優先でお点前をしていたことに気付くことができました。つい忘れがちな、心をこめて取り組むことの大切さを教えていただいたことが大変嬉しく、これからのお稽古に繋げていきたいと思っております。
 半東をされた雲鶴先生の振るまいや、所作、東・半東の息のあった、優しい流れを読み取ることもでき、家元、雲鶴先生、新柳様の連携の様子に、とても温かいものを感じました。和やかに手を振って終わったことも次に繋がるようで、本当に有り難うございました。
(重永博子)

○コロナ禍のなか、全てが始めての試みであるオンライン研究会。できることから少しずつでも進んでいくことが大事だと思いました。家元と双方向でに関わりながらお稽古ができることに、大変感謝です。有意義な時間でした。
 「形やパフォーマンスだけでは、相手に何も伝わらない」という家元の言葉が心に残りました。毎回のお稽古に対して、もっと準備から丁寧に細やかに取り組む事が大切であると痛感しました。
(麓水会 Y・I)

○小習いで、日常の茶の支度の様子が拝見できて、とても勉強になりました。特に炭の支度の様子など通常の研究会では、炉のそばにいなければ見得ないような所まで拝見でき、よかったと思います。オンラインならではの良さでしょうか。「茶筌通しも相手の事を考え、心をこめてする必要が在る」。これから実践していければと思っています。
(麓水会 T・D)

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2020年10月18日

新潟不白会教授会

雲鶴先生招請研究会 

小川宗弘(新潟不白会)

 十月十八日燕喜館にて雲鶴先生をお招きして研究会が行われました。
 今年はコロナウイルスの影響で立て続けに研究会や講演会等が中止となり、直接ご指導いただける貴重な場となりました。 課題は「中置きの点前」。午前は炭、薄茶点前と続き、午後は一客一亭の濃茶点前のご指導を賜りました。いずれの場合においても、常に先を考える事が大変大事であるということをお教えいただきました。
 お道具の相応しい位置への設えや、半東も臨機応変に対応し、サポート出来るようになると改めて学びました。今後ご教授いただいた事を意識しながら全体に気を配り、心のこもったおもてなしをして参りたいと思います。
 雲鶴先生の温かく細やかなお心遣いが有り難く、質問にも丁寧にお答えいただき、今後の稽古に活かしていきたいと思いました。

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2020年10月16日

2020年度 家元教場研究会レポート(5)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

●思い切って上京

   加賀秀雪(青森不白会・金曜A組)

 先日の研究会は思いがけず家元とご同席でき、興味深く楽しいお話をお聞きする機会を得ました。持参したリンゴの名前がわかりました。青森の地で開発された品種で「はつ恋ぐりん」という名でした。初恋の甘酸っぱさがでしょうか。思い切って上京し心が晴れたような気がいたしました。来月にはこちらは里にも白い物が……です。寒さに向かう折り、どうぞご自愛くださいませ。

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2020年9月19日

2020年度 家元教場研究会レポート(4)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

●温かく満たされた気持ちに

松岡宗理(東京不白会・土曜B組)

 細やかなコロナ対策を徹底的に追求された新しい型の研究会に、土曜日の参加は十六人だけでしたが、例年では考えられない全員が主客として参加する事が実現して、温かく満たされた気分でございました。
 家元御一家、事務局の方々に厚く御礼申し上げます。さぞお疲れと存じます。何卒お大切に遊ばしますようお願い申し上げます。
●主客の作り出す「間(リズム)」に身を浸す

関 宗哲(東京不白会・土曜B組)

 コロナ禍で、疾患を抱える身ゆえに外出を控え引きこもりの状態にも違和感を感じなくなってきたころ、「オンライン教室」の中で「外に出てみるのもいいのでは」という家元の言葉に押され、研究会に参加させてもらいました。当日は、教場のテーブル席を引き当て、松岡宗理様の「自宅の茶」にお招きいただいたという趣向。
 「自宅の茶」では、気楽にしていただこうと簡便にすると、日常生活の延長のようになって茶事を催す意味が薄らぎかねないし、逆に型通りにやろうとすると、茶事のための茶事になって楽しさが薄らいでしまう気がします。そのバランスに悩みます。
 これまでの研究会で、「初座で一献」「後座で盆点の薄茶」「同濃茶」「花月を取り入れる」を学んで来、今回は「和韻点て」で、テーブル茶のバリエーションを学び、そのバランスをどう工夫するかを教えていただいているように思っております。初座の最初に花所望があり、亭主と正客の心が花を話題に交歓され、花が茶席を柔らかく結ぶことを実感しました。由来や思い入れのある持参の道具に、自然と会話も弾みました。亭主の茶碗は尾戸焼(霊芝紋)、次客は再興星野焼(源太窯)。茶杓は、新柳様作、銘「一寸法師」。少し短いとの由で家元が即興で命銘とのこと。
 中立では、外待合で庭の苔・木々などを見やりながら、家元から邸内の茶席の経緯、蹲踞の位置、植木の植え替えのことなどを近しくうかがうことができました。
 久し振りに大勢の中に身を置く事に緊張感があったのですが、主客の作り出す「間(リズム)」に身を浸し、背筋を伸ばして喫茶し、家元のお話をうかがい、体操で身体を動かす内に、心身がほぐされて軽やかになるのを感じました。参加して本当に良かったとの思いで帰路につきました。

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2020年9月18日

2020年度 家元教場研究会レポート(3)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

●コロナに負けない心

工藤宗年(七戸不白会・金曜B組)

 今年は新型コロナで毎日鬱陶しい生活でした。コロナに負けまいと九月の研究会に参加致しました。日帰りの旅でしたので気持ちに余裕がございませんでしたが、皆様にお会い出来て心が和みました。正客との仰せにびっくり仰天。花所望を受け、豊富な花材を眺めているうちに、心も落ち着いて参りました。
 家元も一日ご一緒くださいましたので、疑問など伺いましたところ、細かくご指導いただき有意義なひと時でございました。八寸は、可愛いガラスの器に、たたみいわし、菊、楊枝を添える等々、簡単に実行できるヒントをいただき、今後に活かしていきたいと存じます。

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2020年9月16日

2020年度 家元教場研究会レポート(2)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

●少人数のお茶会

蝦名厚雪(青森不白会・水曜B組)

 教場のテーブル席でお濃茶を担当させていただきました。お客様は二名、お正客様がお花を生けられ、秋の風情を感じるいいお花でした。
 お茶は各服点てで和韻点て位の濃さで、私も相伴させていただきました。始めてお会いする方々でしたのに前からの知人のような親しさが感じられ、和やかな会になりました。私は少人数のこういうお茶会が好きです。
 昭和十七年生まれの私は幼少の頃戦争の時代を経験しておりますので、今、コロナの生活でも毎日が平和に生きられることの幸せに感謝しています。家業の宿の片づけ、食事、畑仕事などをしながら、お茶の稽古を続けてきて良かったと感じております。元気がでます。

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2020年9月15日

2020年度 家元教場研究会レポート(1)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

 今年の家元教場研究会の課題は、「実践—自宅の茶」でしたが、コロナウイルス感染症の影響を受け、前期は中止、九月の後期からの開講となりました。
 「自宅の茶」(自宅に客を招く、招かれる)は、自由に各自行ってレポートを提出することとし、研究会当日は、家元邸の花月の間(広間)、教場(テーブル席 畳席)、会館(テーブル席)を会場とする八寸の茶事が行われました。
 亭主、半東を担う当番は、主茶碗と花を用意。花所望—八寸で一献—各自持参の弁当で点心—主菓子をいただいて初座の終了。後座は、濃茶の各服点てという流れです。
 遠方からの参加者は少なく、亭主側と客二、三名がゆっくりと茶事を楽しむ研究会となりました。終了後、「思い切って研究会に参加して気持ちが晴れました」「前を向く気持ちが出てきました」等の感想が聞かれました。
 写真と、参加者の感想文を掲載します。
●始めての花月の間の亭主

阿部宗広(東京不白会・火曜B組)

 朝夕と涼しさが増し秋を感じるこの頃でございます。先日の家元教場研究会に参加させていただきました。始めての花月の間の亭主役は、一生の思い出です。色々反省、茶事の流れを把握出来なくて家元にお教え戴き、花所望、後座へ進めました。これからもしっかり学んでまいります。ありがとうございました。

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2020年7月20日

自宅の茶

岩手不白会研究会 

 岩手不白会では、今年の研究会テーマである「自宅の茶」が七月二十日(六席)、二十一日(七席)に開催されました。本来は家元を招請する予定でしたが見送られ、不白会会員だけでの自宅の茶事となりました。 最後にホテルニューウィングで報告会があり、リモートでの家元の講評がありました。各席のレポートが届きましたので、一部を紹介します。
■亭主 荒木田宗一
 半東 林 宗悦

◦お客の感想

 梅雨晴の一日、中津川原より心地よい風が入り、澤野先生と荒木田さんとのお話も楽しく素晴らしいひと時でした。おじい様(吉川保正)とお母様の思い出のお道具の取り合わせ楽しかったです。江刺の涼鉢を頂き、お濃茶席に入りました。ご亭主の奥様の手づくりの栗の渋皮煮をおいしく頂きました。

◦亭主の感想

 当日の梅雨晴は頂いた庵号、晴空庵のお陰です。気持ちのよい席を持ちました。茶席の前の点心はすくい豆腐のすまし汁、黒むつの西京焼きと菊の司の本醸造を味わっていただきました。家元からいただいた目を見張る北門鎮護神の山(岩木山)を床に飾り、祖父が民藝にも係わっていたので、 我が家の宝、河井寛次郎の花入に紫陽花とギボウシを生け、南部鉄器の鉄瓶で濃茶を点てお出ししました。お薄は林宗悦さんに点てて頂き、私は席に入り、澤野先生と楽しくお話できました。
■亭主 中丸宗京
  半東 高島照美
 正客の新柳様は、欠席となりましたが、社中でカバーし、正客と三客に助けられながら、早めに始め、予定通り終了出来て、 報告会に参加できたことはよかったと思っています。家元の色紙〝白椿 一輪生けて 小春かな〟を頂き感動いたしました。
■亭主 小苅米宗翠
 日程がウィークデーにあたり、家族が留守で丁度よいので(?)、引き受けました。終活を考え、庭を畑にしてしまいましたので、お花を探したり、食材を探し回ったりと、当日までハラハラでした。臨機応変、メニューを変えれば良かったと反省です。茶事の実践、その後の報告会までの時間が十分ありましたのでお客様にゆっくりしていただく事ができ、半東とのいつもの連携プレーで焦らずに進めることができたと思います。またひとつ、いい経験が出来ました。
■亭主 福士宗信 宗久
 ◦クールビズのテーブル茶事  盛夏ですので、家元提唱のテーブル茶事に挑戦してみました。案内状にはクールビズのテーブル茶を差し上げますのでお洋服で気軽にお越し下さいと書き、お送りしました。  茶事当日の朝は、打ち水をしてお迎えし、まずは居間で軽いお凌ぎを差し上げ、続いて座敷に移り座卓でお濃茶を差し上げました。
 床の間には家元から戴いた軸を掛けました。二十年ほど前西和賀町の女神山に登山した時の思い出の軸で山の画と〝往き〳〵てひいとつふたつ蛍かな〟という家元の俳句が書かれています。お濃茶は、おひとり一碗ずつ差し上げましたが、これがなかなかうまくゆかず稽古不足を痛感しました。引き続きお薄をそれぞれ三人に差し上げ、クールビズの初テーブル茶事をお開きとしました。
 水屋は家内で、初めて二人だけでお客様を接待しました。至らぬ点があったと思いますが報告会では石田ご夫妻から今までのお茶事のイメージと違ってとても楽しかったとの言葉をいただき、恐縮するとともに少しホッとしました。
■研究会を終えて…

岩手不白会会長 澤野宗桂

 この度七月の研究会はコロナウイルスの問題で家元、新柳様をお迎えできず、残念なことと思っております。
 このような状況でも新柳様の御尽力でリモートで家元のメッセージを出席者全員各テーブルでお聴きすることができました。お陰様で報告会が充実したものとなりました。
 各亭主方はそれぞれ工夫したお道具組、そしてお料理にお酒のお茶事で、お客様をお迎えする思いが充分に伝わって参りました。一人分の御濃茶はむずかしいものですが、とても美味しく点てられていて感心しました。
 この度の家元のご褒美の色紙は亭主全員に、空也の最中は出席者全員で頂戴いたしました。報告会は二日間共真面目に和気靄々に終了いたしました。今までに経験したことのない研究会でございましたが、忘れられないものとなりました。

オンラインで家元の講評を視聴

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