2010年2月6日
穏やか初釜
西村宗櫛(ロサンゼルス不白会)
ロサンゼルス、西村社中は二月六日、西村宅にてお初釜を致しました。あいにくのロスでは珍しい雨でしたが、十六名の方が集い福茶にてお客様を迎えました。
社中が繋がりながら炭をつぐ
床には「松柏千年翠」 鶴の花入れに松、椿、などが活けられお香入れは「干支の「寅」。結び柳に紅白の椿、そして竹台子に注連縄飾りと江戸千家の初釜に相応しい組み合わせでした。
初座では、お炭点前で「廻り炭」をし、皆で今度はどの様に組合せしましょうかなど、久しぶりの廻り炭でした。
お節懐石膳では、米国レストラン協会会長・上地勝也様自ら料理くださり、我が家に来て鯛のこぶ締めを料理して下さいとても美味しく少し贅沢な気分でお食事を戴きました。
後座では、鳴り物の合図で、席入りし、日本から届きました虎屋の「寅の春」を戴き、金銀島台でお濃茶を堪能致しました。
お薄は、皆で廻り点てをしました。 最後に、福引でそれぞれのプレゼントを戴きとても和やかな楽しい初釜でした。
新年の濃茶点前
お茶をじっくり味わう
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2010年1月11日
郡山初釜茶会を訪れて
幸田宗陽(福島不白会)
ひとつ北上する駅ごとに残雪の量が少しずつ厚くなり、初めて降りたった郡山の空は心なしか低く感じられた十一日の祝日でした。
うすいデパート九階、特設会場に設けられた茶席の芳香は、人、人、人の群れで、その熱気はこの町のお茶に対する関心度が高いことを示しておりました。
一時間半待ちの江戸千家福島支部岩谷先生お社中のお席は、お軸が、お家元筆の「寿」が初春のお慶びを祝ってくださいました。左上の青竹の根元は万両が、そこからたっぷりの柳が中間で一つ大きく結ばれて床に流れ、中央にはうやうやしく神鈴が飾られておりました。その結びリボンが十二単の襲の色のように流し置かれ、その先、右床には大振りの交趾大亀が座を占めておりました。新しい年を迎える喜びを一杯にして迎えてくださいました。
広間は、及台子に薩摩焼、四君子の模様の皆具、遠くからは、玉虫色に光っている大棗。
当日初めて席主を務められた岩谷宗洋先生が、画題「虎渓三笑」のお棗で、“虎渓を渡るまいと誓った僧(慧遠)が陶淵明・陸修静の二人の帰りを送って思わず虎渓を過ぎてしまい、三人ともお笑いと、干支をも掛けまして、”と、ご丁寧にご説明くださいました。時間を忘れてお茶をお楽しみください、とのことのようでした。その間、すがすがしいお点前でお茶を点ててくださり、その手を離れたお茶碗は、加賀光悦写し。拝見で廻ってきたその赤楽土の削ぎの潔さに「きみ、年頭の心の決意は立てたのかネ」と問われているようでありました。
鶴のお菓子をおいしくいただき、お運びで、初舞台なのでと招待してくださった友の新調した着物と帯を美しく着付けた姿に見とれながら、運ばれ来たお抹茶を、それはそれはおいしく頂戴いたしました。後で知ったのですが、多額を費して四つの茶席を作り上げ、毎年行われるこの茶会は今年で四十回目を迎えたとのことでした。岩谷先生をはじめ郡山の諸先生に感謝で一杯の東北のお茶会でした。
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2010年1月10日
茶の湯の一年の始まりに
櫻庭宗澄(青森不白会)
新年のお点前
一月十日、青森の木立社中の初釜が行われました。青森の冬は前日春のようなのに一夜明けると真っ白な雪に被われてしまいます。当日もそんな日になっていまいましたが、それぞれ稽古日の違う方々との出会いを楽しみに出掛けました。
お席に入り、まず目に入ったのは見事な柳、枝もたわわに垂れ下がり感動です。床の間の拝見、炉の拝見をし、自分の席に着きました。一年に一度の木立先生のお点前でたっぷりのお濃茶をいただきました。
一年のお茶のはじまり 記念写真
続いて昼食をしながらの福引、大物を当てた方の歓声に拍手です。
午後からは数茶が行われました。数茶はお気軽に愉しみましょうという木立先生のお言葉でなごやかにな雰囲気です。いただいた一服はお濃茶とはまた違う、ほっとする味わいがあり、ついおいしゅうございます、と言いたくなりました。
初釜は新年の挨拶、お稽古初めということでとても緊張する一日ですが、今年も又一生懸命お稽古しようという気持ちにもなれる日でもあります。ますます精進したいものです。
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初釜で、心新たに
菰原寿子(八女不白会)
炭点前で、ぬくもりに包まれる
まず、待合で家元のお軸『若』を前に、参会者一同挨拶をして席入りが始まりました。
茶室では、山崎宗明先生の初炭点前で、優しい炭の温もり、日本古来の『若松』煉り香による伝統ある美と優雅な香りに包まれました。そんな中、私達は良い気分で先生の創作茶の湯懐石をいただきました。
今日の私達のために、先生は労を惜しむ事なく、数日前から食材を見極め、お酒を選び、初釜を催して下さつたことに、みんな感謝しながらいただきました。作り方を問う場面もあり賑やかでした。
その後、中立、鳴り物の合図で後座の席入りがあり、濃茶をいただき、その後数茶をしました。御菓子や果物、薄茶で和気藹々とした楽しいお茶事でした。
最後に先生の、「今年は口角を上げ目は三日月、いつも笑顔で頑張りましょう」という挨拶を受けて、いろんな思いを抱きながら各々家路に向かいました。
手塩にかけた懐石料理の数々
和やかに年の始まりを祝う
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2009年11月29日
日々精進することへの誓い-乱飾ご相伝をいただいて–
大井清雪(長野不白会)
感激の記念撮影
冬も間近の十一月二十九日、長野不白会支部長先生宅におきまして、三名の先生立ち会いのもと、森泉社中三名が師範の免許状をいただくご相伝式を執り行っていただきました。
この日を迎えるに当たりましては、日々不安と緊張の中で過ごしておりました。しかし当日のお天気がご相伝式を象徴したかのように初冬の穏やかな晴天となり、神様も私達を見守ってくれたのだと思いましたら嬉しくなりました。
【会記】
寄付
床 騎牛帰家 画賛 名心庵
花 姫水木 西王母椿
花入 高麗青磁
本席
床 喫茶去 大亀老師八十七歳書
花 檀香梅 土佐水木 白玉椿
花入 青銅経筒 大西浄林 初代作
香合 金獅子 不白写 牧庵
竹台子飾
皆具 青磁雲鶴象嵌 柳海剛
炉縁 雪月花蒔絵 春慶塗
釜 雪輪紋霰 長野烈
茶入 青磁 柳海剛
仕服 紹鴎緞子
茶杓 雪輪 一元斎
天目台眞塗
茶碗 油滴天目 池順鐸
御茶 星の奥 八女星野園
御菓子 千里虎 彩雲堂
器 古九谷
以上
午前十時三十分頃、寄付で白湯をいただき、お席入り、乱飾りでの支部長先生の流れるようなお点前。目が釘付けとなりました。天目台でいただいた美味しいお茶にそれまでの緊張がほぐれ、格別なお味がいたしました。
中立ち後、懐石、薄茶と進み、最後にお家元からの茶の湯の道号、素敵なお名前を、支部長先生より、ご相伝していただきました。
「これからは皆様で協力して茶の湯を盛り上げてください」という言葉を聞きながら、これまで私達を育ててくださった先生のご苦労が頭によぎり、自然に目頭から熱いものが流れていて、必死でこらえている自分がそこにおりました。今日まで、年齢も入門の時期も様々な未熟な私達を、懇切丁寧に、辛抱強くここまでご指導いただきましたことへの感謝の気持ちでただただ胸がいっぱいでした。
本当に茶の湯に入門し、続けてきて良かったと思います。そして「これからも日々精進していくこと」と決意を新たにいたしまして、御看板と伝書をいただき、帰路につきました。
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2009年10月2日
ロサンゼルス・月見の茶会
本懐石の勉強を生かし
(ロサンゼルス不白会)
10月2日、中秋の名月を愛でながらの月見の茶会.その様子がロサンゼルス不白会西村宗櫛さんからメールで届きました。
今年の家元研究会課題にちなみ、本懐石の豪華なお茶会だったそうです。写真で紹介します。
家元の筆による「中秋」の掛け物
まずは一服
月を見ながらのお点前
「八寸でございます」「ほー」
月の下で記念写真
月見の一服
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2009年8月30日
盛岡市市制百二十周年茶会
岩手不白会
全国大会会場になる盛岡中央公民館で。
三田宗明先生が亭主、点前は澤野宗桂支部長
本年は盛岡市が市制施行百二十周年にあたり、盛岡市茶道協会主催の記念茶会が八月三十日(日)に、盛岡市中央公民館で五流派参加のもと開催されました。
岩手不白会は、三田宗明席主で掛釜いたしました。床は、八代一元斎筆の「満瑞気」を掛け、百二十年のお祝いをこめ、風炉釜は香取秀真造の香炉型で青海波透し模様があり涼しさが出ていました。香取秀真氏は東京芸術大学教授のころ盛岡へも鉄器の制作指導に来られたと聞いています。
一入の黒楽平茶碗は、南部家伝来のもので、如心斎と江戸千家初代の箱書きがあります。南部家と江戸千家の関わりを示す茶碗で盛岡市のルーツをたどるにあたり意義深いものと思いました。
暑い夏の茶会にで心配いたしましたが、冷房の効いた茶席は快適で、六百名強のお客様で盛会でした。
岩手不白会にとりましては、秋の全国大会のリハーサルにもなり、水屋はきびきびと、しかし和気あいあいの雰囲気でありました。
後日、お客様からとても印象深いお席であったという感想をいただき安堵いたしました。
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2009年8月2日
暑さに負けず! 《夏期講習会》
熊谷不白会
床には、川上宗雪宗匠筆の「七事式」が掲げられた
去る八月二日、本庄児玉にて恒例の夏期講習会を行いました。あいにくのお天気でしたが、実りの多い一日となりました。
●テーマ一 【花寄せ】
盛夏にも関わらず、五十種を超える花々が集まり、六曲の花屏風に涼しげなお花、壮観でございました。
さまざまな花器に思い思いの花々
●テーマ二【花月】
まず一組目は、花月の厳格な決まり事の解説を入れながら、はじめての方々にも分かりやすく行いました。続いてメンバーを交代して、二組目。出席者の目が輝きを増していました。
●テーマ三【組合せ点て】
今年五月に「茶筌飾り」「仕組み茶碗」を学びました。それぞれの意味合いを知り、それゆえの点前・作法をお勉強いたしました。そこで今回はもう一歩進め、「組合せ点て」を研修課題と致しました。
ご高齢の亭主が、名物等の大事なお茶碗でお客様をもてなす折り、どのような動きになるのか。半東がどのように補佐するのか。会場は蒸し暑さをはねのけるような、真剣さに引き締まった空気の流れる充実した講習会となりました。
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2009年6月21日
あやめ祭りに呈茶をして
伊東由実(福島不白会)
大勢のお客様でにぎわった体育館の呈茶席
薄紫の花菖蒲が美しく咲き乱れ、雨に打たれて艶やかさを増している鏡石鳥見山公園にて、六月二十一日、面川晴雪さんの席主で、あやめ祭りの呈茶席が開かれました。
前日から野点の準備を進めました。花の香る緑の芝生の上で情緒豊かに野点の気分を味わう予定でしたが、当日は朝から雨。体育館の一角に、立礼席を設けての茶席となりました。
体育館内では、あやめフェスティバルという、年に一度のお祭りで、大勢の人が集まっています。中には始めて茶席を見るという方もいて「どんなものか」という興味で席に着く方もおられました。午前中に二百個のお菓子もなくなる盛況振りでした。
無心になってお茶を点てると、騒音の中にさえ釜の沸く松風の音が聞こえてくる、不思議なほどに落ち着いて点前ができました。
あるご夫人が「抹茶はもっと苦いものだと思っていましたが、意外に甘くて美味しいものですね、普段着で入れるお席はよいですね」と言って帰られたのが印象的でした。
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2009年5月26日
岩手不白会恒例の桜山神社大茶盛−南部会長を偲ぶ
福士宗信(岩手不白会)
五月二十六日に盛岡市の桜山神社で、春の例大祭が行われ、神社の大広間では恒例の江戸千家岩手不白会による大茶盛がにぎやかに行われました。
この桜山神社は南部家の鎮守の神社で、春の例大祭では南部家当主が武者姿で白馬にまたがり、市内を勇壮に行列します。江戸千家岩手不白会会長で南部家第四十五代当主の南部利昭さんが馬上からにこやかな笑顔で手を振る姿はとても素晴らしく、沿道の市民から〈南部のお殿様〉と声が掛かるほどの人気です。
大茶盛は、盛岡城築城四百年記念の一九九七年に、南部利昭会長から、是非お茶会をとのお話があり、三田宗明名誉会長が発案して始まりました。大きなお道具点ての大茶盛で、神社をお参りする人たちにおいしいお茶を味わっていただき、さらに神社のご加護をというものです。以来、恒例行事となり、大茶盛を楽しみに訪れる市民が増えています。
南部利昭会長のお声がかりで始まった桜山神社の大茶盛ですが、今年一月七日に突然、南部会長が靖国神社の執務室で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
このため、今年の大茶盛では床の間に南部会長の遺影を飾り、お軸は南部会長の祖父の利恭(としゆき)様の書を掲げました。はじめに、供茶を捧げ南部会長を偲びました。その後、男性陣が大きなお茶碗でお茶を点て訪れた人たちに大茶盛を振る舞いました。
直径およそ三十センチの大きな茶碗に、大きな茶杓でふたつほどのお茶を入れ、大きな柄杓で二杯ほどの湯を入れ、大茶筌でゆっくりと豪快に点てます。一度におよそ十人分のお茶ができあがり、お運びの男性がお手伝いをしながらお客様にゆっくり飲んでいただきます。
中には一人で大きなお茶碗を持ち上げマイペースで大茶盛を楽しむ人もいます。大茶盛をいただきた人のほとんどは、普通のお茶碗のときよりもお茶が甘いですね、とてもおいしいです、と話していました。なぜ甘いのでしょうかと聞かれて、私どもは南部様の皆様を思う優しい気持ちがより一層お茶をおいしくしているのではと話し、突然お亡くなりになった南部利昭会長を偲びました。
南部家46代の利文(としふみ)様も奥様と共に大茶盛を楽しまれた
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2009年4月29日
初夏の呈茶–高森山「駒っこランド」で
田中宗恭(七戸不白会)
静かさの漂う空間
小さなお運びも大活躍
四月二十九日、高森山麓にあります十和田市馬事公苑「駒っこランド」の称徳館において「駒っこランドフェスタ」という催し物の呈茶席を担当いたしました。
初めての開催とのことで、係員と相談しながら準備を進めました。お客様は馬事関係者、花馬車や遊具などで遊びにくる親子連れ、中にはお茶に興味を持てる方を想定しました。
当館は水屋が完備され、十畳の茶室の戸を空けるとロビーが広がっており、気軽に入れる会場です。本席には「清風生八極」という掛物を掛けました。高森山のそこかしこより吹き渡る初夏の風に誘われるように、老若たくさんの人々が集う光景を思い描いて決めました。
ロビーは野点傘に季節の花を入れ、短冊は「山静如太古」、子どもらのこだまする歓声が去って行った後のもの寂しい感じの禅語を選び、三つの丸テーブルを囲んで椅子を置き喫茶できるように備えました。
予想外の百七十余名のお客様が入られまして、小中学生三人を含む十二名の水屋は我を忘れて専念いたしました。見知らぬお客様との一期一会が何よりも嬉しく、及ばずながら、拙い席を無事終了させていただきました。ご指導くださいました盛田支部長がわざわざおいで下さり、ロビーで、お茶の飲み方をお客様に教えられる姿に感服いたしました。
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2009年4月19日
連合不白会役員会を担当して
李 宗福(長野不白会)
親睦を深める理事の皆さん
今年は、全国連合不白会を、長野支部で担当させていただき、軽井沢プリンスホテルで開催いたしました。役員の方四十九名が出席され,忌憚のないご意見が交わされて、実りある会議となりました。六時より懇親会。支部の会員も参加し、五十六名、篠笛に迎えられ席に着きました。お家元のご挨拶をいただき、宗康先生の乾杯で会が始まりました。ガラス越しに真っ白なこぶしが咲き誇り、桜も一気に咲き始め、皆様を歓迎しているようでした。
小布施町で寛ぐ
翌日はホテルを九時に出発して小旅行です。
残雪の美しい浅間山を後にしながら小布施町で葛飾北斎館を見学し、酒造場の酒蔵、蔵部で一献をいただきながら昼食。食後は高井鴻山記念館を見学小布施の散策など、楽しいひとときでした。
本役員会、親睦会を切り盛りした長野不白会主要メンバー
そして善光寺へ。今年は七年目に一度のご開帳の年にあたり、大勢の参拝者の方でにぎわっておりました。山門の先より六列に並び、やっとの思いで回向柱にふれることができました。
蓮鶴先生、ご家族の健康を願い、本堂の前で金色の前立本尊を垣間見、祈りを捧げました。日本の伝統文化茶の湯、江戸千家の輪を広げ、心豊かに人を思いやる心、平和を望みつつ皆様と共に、善光寺を参拝できましたことは何よりも嬉しく思います。
役員の皆様のご協力により無事役員会が開催できましたこと心より御礼申し上げます。来年は東京でお会いするのを楽しみにしております。
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2009年3月1日
華やかにひな祭り茶会
西村宗櫛(ロサンゼルス不白会)
雛飾りの前でお点前
3月1日、日米文化会館主催による「ひな祭り」の行事が、同館のガーデンルームにおいて行われました。ここは室内から日本庭園「清流苑」が望まれる施設で、今後日本文化の各種紹介プログラムの開催が予定されています。今回はその先がけとしての茶会と文化ワークショップでした。
3月3日の羅府新報に、「ガーデンルームでひな祭り」と題した、1日の取材記事が掲載されていますので、そこから一部抜粋します。
また、写真は、雛人形を寄贈されたアイリーン寺川様を囲んでの茶会(同月3日)も含めて紹介します。
いつくしみながらお茶碗をながめる人達
(羅府新報より)
「茶会は江戸千家不白会ロサンゼルス支部の西村宗櫛社中、シェルダン宗園社中が務め、琴演奏が流れる中、立礼式の3席を催した。ひな祭りをテーマに、桃や桜の花を飾り、茶碗に立雛、蓋置は「ぼんぼり」という取合せ、菓子は二人静とひなあられが振る舞われた。
第2席の点前はサンディエゴで修業に励む10歳の小関りなちゃんが務め、少女と女性が各茶会で腕前を披露する、ひな祭りにふさわしい茶会となった。
ワークショップは多くの少年少女が参加し、おりがみや塗り絵を楽しみながら日本庭園と茶会を見学するなど日本文化を体験した。」
しっかりしたお点前
ひな壇の前で記念撮影
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2009年2月1日
新潟不白会初釜–災害を乗り越えて六年ぶり
桑原宗久(新潟不白会)
濃茶席床–鶴亀画賛
去る二月一日、お家元ご夫妻、宗康先生においでいただいて六年ぶりに支部の初釜が催されました。
会場は新潟市の老舗料亭「鍋茶屋」。見事な繭玉飾りに迎えられ、そこはもう華やかな別世界です。
お濃茶席は流祖不白の鶴亀画賛がかけられ、古銅の花入には紅白梅と椿、竹台子注連飾り、嶋台の茶碗で中野支部長により大福茶が振る舞われました。
テーブル茶の薄茶席は、来年設立十周年を迎える青年部が担当しましたが、毎年の早春茶会の実践の積み重ねが生き、各テーブルとも、とても魅力あるおもてなし振りでした。全部のテーブルを廻りたかったとの声が聞かれました。また、この薄茶席では、福引きも行われ、景品にはお家元、宗康先生よりいただいた短冊等も加わって楽しく和やかなお席となりました。
百二十名が集った祝宴
点心(祝宴)は全員一堂に会していただきました。支部会員百二十名程の出席でしたが、お茶席でも点心席でもお家元ご夫妻、宗康先生とご一緒できましたことを嬉しく思っております。
思い起こしますと、前回の初釜の翌年に新潟で全国大会があり、その直後に水害があり、秋には中越地震がありました。そして、また中越沖地震がありました。今年こうして初釜が催されたことにとても幸せを感じております。
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2009年1月25日
ロサンゼルス不白会初釜報告
今年も賑やかに楽しく
(ロサンゼルス不白会)
ロサンゼルス不白会支部長の西村宗櫛さんから、西村社中の初釜の様子を伝える写真がメールで届きました。
1月25日、サンディエゴのシェルドン宗園社中を招いて行われたとのことです。
木蓮、ボケ、花梨、紅白の椿が満開という温かい土地柄。伸び伸びと楽しそうな初釜の様子です。一部を紹介します(編集部)。
寄付風景
真剣に炭点前
入席を待つ
後座-濃茶
後座-薄茶
福引-皆の戦利品
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2009年1月11日
はじめて初釜に参加して —第39回諸流新春初釜茶会—
早川恵子(福島不白会)
心を落ち着けてはじめての点前
去る一月十一、十二日の二日間にわたって第三十九回諸流新春初釜茶会が郡山市のうすい百貨店で開催されました。
江戸千家福島不白会は、第一日目の担当でした。早朝からのお席の設営に社中の意気込みと完璧な程の協力体制に経験のない私にはとてもよい刺激になりました。
お席も整い、お客様をお迎えする時が近づくにつれ、はじめてお点前をする私は波のように押し寄せてくる緊張感と焦りを感じるようになりました。ふと、準備万端整ったお席の炉のそばにそっと座らせていただき、お釜からの湯気にしばらく目をやっておりますと、普段のお稽古時に先生から「お茶は心をこめておいしく点てお出しすることが大切なのよ」「失態があっても慌てずに」などのお言葉をいただいたことが浮かんできて、自然に心が落ち着き、一期一会の心を何よりも大切にし、この機会が与えられた今を感謝すべきと思えてきました。
でも本番となると、大勢のお客様からの視線と辺りの静けさが容赦なく訪れ、私自身がこの雰囲気に呑まれてしまわないように注意や努力が必要となりました。
茶の湯の奥の深さは測り知れない程、スタートラインから一、二歩、歩みだしたばかりの私。先生、仲間と一緒のお茶室でやっと得た楽しい時間を無にしたくない、そんな強い思いから精一杯の心をこめた茶を用意致しました。顔をあげるとお客様からの何ともいえない笑顔がかえってきて私の心は一瞬に嬉しさにあふれました。
はじめての初釜への参加によって、茶の湯への親しみが深まり、ますます意欲がかきたてられ、日頃のお稽古がいかに大切かをかみしめながら帰途につきました。
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2008年9月26日
坂本繁二郎画伯生家修復チャリティー茶会
田中宗芳(久留米不白会)
試行錯誤の舞台設営・多くの来場者で賑わう
前日まで降り続いた雨も止み,早朝から日が差し始めた九月二十六日、久留米市六ツ門町の六角堂広場に於いて坂本繁二郎画伯生家修復チャリティー茶会を催しました。広場での茶会ははじめてのことで、ステージでの点前の方法、客席をどうするか、舞台装置の設営など試行錯誤の末、当日を迎えました。
久留米が生んだ近代洋画家の巨匠坂本繁二郎画伯は、明治十五年久留米藩士の子として京町に生まれました。生家は江戸時代後期から明治初期にかけて建てられた久留米に唯一残る武家屋敷で、市の指定文化財(建造物)となっています。しかし経年の腐朽や蟻害等で危険な状態となったため、久留米市文化観光部文化財保護課によって、保存整備事業が実施されています。
坂本繁二郎画伯の奥様、宗薫先生は、昭和二十五年創立江戸千家九州支部初代支部長として長年に亘りご活躍された方です。物静かな温和なお人柄で、支部の発展に尽くされ、千余名の会員を擁する大きな支部となりました。
坂本画伯は昭和六年にアトリエを八女市に移されたため、八女、佐賀、福岡と、江戸千家の茶の湯は広まり九州支部は大きくなっていきました。現在アトリエは久留米市文化センターに移築されています。
生家の修復は平成二十二年春の完成を目指し、茶室、野点等でも使用出来る施設となるそうです。
幸い、茶会当日は八女、佐賀の両不白会から、また他流の方々や地元の商店街の皆さんも、大勢訪れてくれました。盛会のうちに坂本繁二郎画伯、宗薫先生のご遺徳を忍びながらの一日を終えました。
十月二日、この日の収益金が西村会長から久留米市長へ手渡しされ、修復への願いをお届けしました。
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2008年8月1日
灯篭茶会
白井宗節(福島不白会)
幻想的な灯篭が池に浮かぶ
今年も八月一日から三日間、白河茶道連盟主催の灯篭茶会が開催されました。
江戸千家福島不白会は二日目を担当いたしました。
南湖公園内日本庭園の池に灯篭を浮かべ、路地の通路には蝋燭が灯されて、幻想的な雰囲気を醸し出しました。
地域の茶道に尽力された物故者に黙祷を捧げてから、供養の茶席となり、経筒に古代蓮を入れ、長板、平水指、男性のお点前で薄茶を差しあげました。
親子で夕涼みを兼ねたり、外国の方がゆかた姿でおいでになったり、インターネットで知ったと、新幹線を利用して来てくれた方もありました。暑い日でしたが、夜の茶会を満喫して下さったのではないかと思います。
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2008年6月26日
茶の湯体験セミナー
西村宗櫛(ロサンゼルス不白会)
お抹茶、good!
六月二十六日、サンタモニカ市立図書館にて、japanese culture festivalで日本文化の紹介をするプログラムがあり、茶の湯体験セミナーと称して参加しました。
ちょうど、京都宮川町の芸舞妓、小桃様とお母様の小糸様がお見えになっていましたので、一緒に茶会もいたしました。
アメリカは六月末から夏休みに入っていますので、大勢の人の参加があり、皆様楽しんで茶の湯を体験してくれていたようです。
熱心で楽しそうな指導風景
日本の風情に興味津々
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