2025年6月7日
八女雲鶴先生招請研究会
雲鶴先生招請研究会 〈課題:茶事〉
溝上桂雪(八女不白会)
今回の課題は「お茶事」。
初釜等で茶事に参加したことはありましたが、今回のような茶事の流れと懐石道具の扱いについて教えていただいたのは初めてでした。何となくしていた作法の意味を再認識することができました。今回はお料理はなく、実際のお膳やそれぞれの器、道具を使って、亭主、半東、客、水屋の役割を決め、茶事を進めていかれ、その中で雲鶴先生のご指導がありました。
興味深かったのが、湯桶を出すところです。最後の「おこげ」は湯桶を使うことにより、ご飯を余すことなく美味しく美しくいただけるのだと思いました。また、「お茶事は楽しく面白くなければ」と先生はおっしゃいました。私は、作法を間違えないように同席した方々に迷惑をかけないようにということに終始して、その時間を愉しむことが出来ずにいました。そして「お軸や道具等は、お客に因んだ物を選ぶこともある」とお聞きし、使われているお道具は、亭主とお客との関係のあり様を表現しているという見方もできると考えました。茶事を楽しむ視点が広がり、会話の糸口も増える気がしました。「昔に比べて、今はやり様が色々あり、和食にこだわらず洋食を取り入れたり、お酒をワインに替えたりしてもいいのではないでしょうか」というお話もあり、伝統を大切にされながら、画期的な提案だと思いました。
先生は参加者の細かな質問に対して、一つひとつに丁寧にお答え下さり豊かな気持ちになりました。今回の研究会で学んだことを活かし、楽しく面白いお茶事をつくったり参加したりしていきたいと思います。
山口宗香(八女不白会
前年の秋からの十一代家元襲名行事、四月の襲名を祝う茶会、祝賀会、そしてお孫さんの誕生と、今回の八女での研究会は喜びに満ちたものでした。
今回の茶懐石のご指導では、作法はもとよりいかにお客様に楽しんでいただけるか、準備の大切さ、間合いの大切さ、お茶事を楽しむこと、自分本位であってはならないという茶の湯の奥深さを感じる研究会でした。
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