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2015年5月17日

お盆点てと茶入の扱い

博子先生招請研究会

(青森不白会)

             永田 範子
 藤の花が見事な五月十七日、はじめて博子先生を迎えて善知鳥神社参集殿の大広間において研究会が行われました。
 まず実践方式でお盆点ての点前が行われました。最初の濃茶の亭主は博子先生で、私は半東を務めました。先生は、亭主として水屋での道具の準備と点検、打ち合わせ、半東の仕事と気を配る点を的確に指示してくださり、気持ちが引き締まりました。お盆点ては、茶室として設えた場所より各家の客間、居間等でお客さまをお迎えすることが多ので、お正客の位置が常の通りでないときがる。そのような時は、ポット、建水の位置は臨機応変にとご指導いただきました。
 薄茶の亭主は、当番である社中の者が務め、四角盆を使った際のお薄点前でしたので、茶入と茶筌そして茶杓の位置を確認しながら実践していきました。
 午後は茶入の扱いです。仕服、大津袋の扱い方、耳付茶入の清め方、珍しい四滴茶入の扱い方と位置を指導してくださいました。長紐の結び方は、蝶の形をしてとてもきれいでした。
 質疑応答の後研究会が終了したとき、自然に大きな拍手が起こりました。充実した和やかな研究会に、参加した全員の「ありがとう」の気持ちが入ったのだと思います。


   ◇   ◇   ◇   ◇
                    奈良智恵子
 テーブルの上には白い小さな花瓶にチャルメルソウ、楚々とした白根葵が生けられ、博子先生ご亭主によりテーブル茶会、酒肴の楽しい時間、和やかに会話している様子を見学しました。
 私は角盆で薄茶を点てる亭主でした。五十数名お集まりで、私は緊張してつい先ほど教わったお道具配置にとまどっていたところ。博子先生は私の傍らで、茶入と茶筌の置き合わせ、茶杓の置き方、茶碗の位置、お点前する自分の位置を、お教え下さいました。ポットのお湯が熱いままお茶を点て出してしまったとき「熱うございますので、ごゆっくりお召し上がり下さい」とひと言いって出すのが良いとご教示くださいました。水屋でのこと、基本の稽古がいかに大切かを痛感致しました。
 午後は、茶入の扱い、大渡し、手桶、耳付茶入、大津袋、包み帛紗、お仕服長緒の結び方をご指導いただき、細かな質問にも丁寧にお答えいただき、有意義な研究会となりました。

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