2025年10月5日
久留米・佐賀家元招請研究会
家元招請研究会 〈課題:川上不白について・且座〉
生津宗郁(久留米不白会)
午前中は、「川上不白について―江戸に出てから」をご講話いただきました。一般的に現代「茶会」と言われている概念は当時はなく、それは「茶事」(四時間にも及ぶトータルとしてのもの」であり、不白自身が生涯の中で千五百回もの茶事にかかわったと聞き、まず驚きました。
二回の講話を通して流祖の歴史を学問的に知ることは、私も含め、江戸千家門人の根幹、立ち位置をつくるものだと思います。
午後は、「且座」を行いました。
私は亭主をさせていただき、「一人ひとりが役割を担う」という且座の『一座建立』の難しさを実感したところです。「花は五種という決まりはない。六種が最適であれば、それを生けることである」との家元の言葉に、茶事の神髄があると感じました。そして、何より、共に座に集うことで、同じ目的に向う茶友の方が出来たことを嬉しく思います。
ご指導いただいた家元、五十名もの会員の皆様の温かい笑顔に励まされながら、厳しくも楽しい実践の日となりました。
真子宗佐(佐賀不白会)

午前中に家元から流祖不白の江戸時代の活動を様々な側面からお話しいただきました。不白の人脈の広さや精力的な活動などを伺いながら、歴代の江戸千家の家元が多くの分野の方々との交流を大切にされておられることの原点に触れたような気がいたしました。
午後は且座の実践で、亭主や半東、花、炭、香の客が「一座建立」の心でそれぞれの役割を担いました。私は炭の担当でしたが、炭点前の大切さと共に、炭を組んだ際の風炉の灰型と炭と灰の美しさについてご指導いただいたことが、深く心に残りました。下火の灰の落とし方で、炭の火持ちの時間の調節をされているなど初めて知ることでした。
無事に炭に火が移りほっとした後、花や香を楽しみ、お客としておいしいお濃茶・薄茶を頂くことができました。この度の且座の研究会で学んだことを忘れず、今後も実践していきたいと思います。
カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「久留米・佐賀家元招請研究会」のリンク