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2023年4月9日

八女家元招請研究会

家元招請研究会

山崎宗明(八女不白会)

 コロナ緊急事態より三年を経、新緑の中、家元をお迎えし念願であった研究会を開催することができました。これまで総ての支部行事中止の中でも、オンラインで研究会を開いていただき、茶の湯でも新たな試みに戸惑い疑問を感じながらも、パソコンを駆使し挑戦する楽しみを皆で共有いたしました。
 今年のテーマは「体操十種─身体への旅」。今回の研究会にふさわしいものだったと思いました。会員の皆さんが久し振りの再会にお互いの無事を確認し合い、また嬉々とした笑顔や声に色々な心配事が吹き飛んでいく思いでした。身体をかばいながらも曲げたり広げたり等の色々な動作がいつもよりスムーズにできているように感じられ、これも一堂に会する事ができた喜びの表れではないかと思えました。
 後半は「炉中の五徳据え、釜の高さ」と「札なし花月」。久し振りの家元のご指導お話に皆満足し興味は尽きぬようでした。これからも今回の様な事態は発生するでしょうが「茶の湯」の本質をしっかりと捉え進んで生きたいと思っております。

■福岡・八女研究会随行

         古屋宗空(東京不白会)
 この度は福岡・八女研究会に随行させていただきました。大変勉強させていただき、また様々な出会いをいただき感謝申し上げます。
  太宰府に思い出の鐘響きけり
  体操の活気に満ちて大広間
  城趾に黒田の藤の咲きそめり
  大楠の川辺守れり国境

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