江戸千家 >  不白会だより > 2022年度 家元教場研究会レポート(8)

2022年7月6日

2022年度 家元教場研究会レポート(8)

家元教場研究会 実践「自宅の茶」

七月六日(水曜A)
     主 今井光雪(熊谷)

 暑さとコロナ対策を第一に考えての準備となりました。   お料理はお客様より「お弁当を持参いたします」とのお申し出をいただきましたので、一献のおつまみのみを用意しました。写真の「星合い」はお正客の榎本先生の手作りです。初座はお酒の強い方がいらして、なごやかな楽しいお席でした。用意したお酒を楽しんで飲んでいただけたのは亭主として大変嬉しく、私ももう少しお酒が飲めるたらと、思いました。
 家元が「初座を大切に」とおっしゃる意味が実感としてわかりました。各服点のお濃茶はまだまだ慣れず、 もう少したっぷりと差し上げればよかったと反省しております。
 お薄は「札なし花月」で一服ずつ飲みました。楽しく有意義な時間となりました。
 紫陽花の花が皆茶色く焦げてしまった猛暑も少しやわらぎ、お客様のやさしさに支えられて楽しいひとときを過ごすことができました。今回「札なし花月」を取り入れてみて、「七事式やご相伝の点前は単独であるのではなく、皆お茶事の一部です」と家元が話されていた事を思い出し納得できた一会でした。

カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「2022年度 家元教場研究会レポート(8)」のリンク