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2020年9月15日

2020年度 家元教場研究会レポート(1)

家元教場研究会 実践 「自宅の茶」

 今年の家元教場研究会の課題は、「実践—自宅の茶」でしたが、コロナウイルス感染症の影響を受け、前期は中止、九月の後期からの開講となりました。
 「自宅の茶」(自宅に客を招く、招かれる)は、自由に各自行ってレポートを提出することとし、研究会当日は、家元邸の花月の間(広間)、教場(テーブル席 畳席)、会館(テーブル席)を会場とする八寸の茶事が行われました。
 亭主、半東を担う当番は、主茶碗と花を用意。花所望—八寸で一献—各自持参の弁当で点心—主菓子をいただいて初座の終了。後座は、濃茶の各服点てという流れです。
 遠方からの参加者は少なく、亭主側と客二、三名がゆっくりと茶事を楽しむ研究会となりました。終了後、「思い切って研究会に参加して気持ちが晴れました」「前を向く気持ちが出てきました」等の感想が聞かれました。
 写真と、参加者の感想文を掲載します。
●始めての花月の間の亭主

阿部宗広(東京不白会・火曜B組)

 朝夕と涼しさが増し秋を感じるこの頃でございます。先日の家元教場研究会に参加させていただきました。始めての花月の間の亭主役は、一生の思い出です。色々反省、茶事の流れを把握出来なくて家元にお教え戴き、花所望、後座へ進めました。これからもしっかり学んでまいります。ありがとうございました。

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