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2013年10月15日

「体操」「テーブル茶」の充実した研究会

家元招請研究会

高橋宗陽(山形不白会)

篠笛演奏
 一年に一度、お家元様の御来駕をいただき、山形不白会教授者が集まり研鑽を積んでおります。
 今年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公八重子さんとも縁のある米沢市にお運びいただき、小野川温泉のひと宿を会場とし資格者二十一名出席のもと充実した一日を過ごすことができました。まず、お家元のご指導による体操で心身を爽やかにし、茶道と体操との関わりのご講義を賜り「健全な身体に健全な精神が宿る」ことを改めて自覚させられ、形と技術のみに捕らわれて根幹を置き去りにして満足していたことを反省し、むべなるかな茶道の浅学を思い知りました。
 午後は、お家元自らのご亭主で客三名をお迎えなさってのテーブル茶を拝見。東京よりご持参くださいました珍しい須恵器に秋の花一輪で何の変哲もないテーブルが一気に格調高く、向付と「山のもの海のもの」の八寸でお酒も会話もお家元のエスコートで和やかに、客人はさぞかしく満足のひとときかと見学者としては、ただ羨望の一言に尽きるばかり。最後にはお家元の篠笛で小さな支部を励ましてくださったのでしょうか。リクエスト曲に応じてくださり、アンコールの声にも快くサービスいただき、やっぱり今年も江戸千家に学べる幸せを感謝一杯の勉強会でした。
 

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