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2011年4月20日

神戸の研究会に参加して

家元招請研究会−【茶事実践】

景山典子(岡山不白会)

記念撮影
花に囲まれた神戸の研究会会場で
 神戸の渡辺先生宅で行われた研究会に、岡山支部より広野先生と共に参加させていただきました。
 他県での会ははじめての参加でしたのでワクワク感と緊張感で前日の夜は眠れない程でした。
 当日は新幹線で岡山県より新神戸駅に着くとお弟子さんにお迎えをいただき、さっそくお車で渡辺先生宅へとご案内いただきました。始めてみる神戸の町並みは目を見張るほどでした。
 お宅に到着し渡辺先生はじめ社中の方々にご挨拶申し上げますと、「初めましてですね」と笑顔でご返礼いただき、少し緊張感がほぐれてきました。
 研究会は茶事の亭主と半東の作法を見学させていただきました。
 まずお家元より、茶事とは食事とお酒をゆっくり嗜み会話を楽しむこととのことでした。
 しかし普段のお稽古では、難しい部分もあるので、まずは基本のお点前の勉強をしっかりとすることだと感じました。
 茶道とは掃除とお料理と相手への心遣いと全てにおいて、日常生活に反映できることだと改めて感じました。
 私自身数年前では茶道の基本というよりもその場、その場に身をゆだねて勉強していた事に気づかされた次第です。
 さらに東日本大震災の報道に接し改めて自身の行動を省みて、被災者の方々への心の支援をいたしたいと、この研究会に望んで、強く感じた次第です。
 この度は、これまでの自らの生活を振り返る素晴らしい機会を与えていただき本当に感銘の多い勉強会でございました。
 

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