江戸千家 >  不白会だより > 「濃茶の基本」亭主と半東

2010年10月24日

「濃茶の基本」亭主と半東

家元招請研究会−【基本】

八女不白会

花、炭の点検
中立後、床屋炉辺を整える
○亭主として…野口宗千
 風炉の濃茶点前が課題です。お家元が奨められている亭主も相伴する新しい濃茶、心をこめて練り上げた艶やかな濃茶をお客様だけに飲んでもらうのではなく亭主も喫する、共に味わう、研究会席中での張りつめた空気の中で濃茶を口にした時、体中に安堵の気持ちが流れました。
 きっとお客様と同じ気持ち、同じ思いなのだと実感いたしました。自分の点てた茶の具合を確かめながら程よくのどをうるおして通るお茶に無事お点前が済んだことの安心と喜びで一杯でした。まさに一味同心! 新しい濃茶のあり方早速お稽古に取り入れてみようと楽しみです。

亭主相伴
今年の研究会のテーマの一つ、亭主相伴
○半東を担当して…大久保世紀子
 以前から自分の立居に不安を感じていたので、よい機会だと思いました。先生方より幾度かお稽古させていただくうちに、半東の「目立たず、急がず、遅れず」の大変さに驚きました。
 当日、大勢の方達が見守る中、緊張でぎこちない半東でしたが、家元の指導を受け、無事に務めを果たすことができました。未だ未だこれから……「常」こそ大事と思い当たりました。  立居は、私の永遠のテーマとなりそうです。

カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「「濃茶の基本」亭主と半東」のリンク