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2009年9月27日

風炉の正午の茶事 亭主・正客 

家元招請研究会−【茶事】

高田不白会

懐石場面
ご飯のおかわりを勧める亭主
 ◆亭主:水野宗美
 茶事の眼目である濃茶点前での種火の量の置き方等事前に細かくご指導いただきながら進めて参りました。特に茶室においてはお客様に心をのどかにしていただき、亭主は他念を抱かぬようにと心がけました。早朝お客様をお待ち申し上げていたかのように黄上臈ホトトギスが開きました。
 ほととぎす そっと手折りて客迎ふ
 服茶の点前は博之様の気品あふれるお姿に一同楽しい一会の研究会となりました。
濃茶点前
茶事の中心、濃茶でのもてなし
 ◆正客:市川寿雪
 正客が無事に勤まりますように願いながら席入り。ご亭主の丁寧な御挨拶があり、お軸の意味をうかがいました。懐石が進み、「千鳥の盃」のやりとりは本当に楽しいものでした。
 後座では心をこめて点ててくださったお濃茶のおいしさ、朝からの緊張はすーっと消え気持ちが楽になります。
 一服のお茶を巡る茶の湯の作法や食文化、工芸美術等の素晴らしさは世界に誇れる事を実感致しました。
反省会
茶事のむずかしさ、面白さなど、意見交換

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