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2009年6月26日

亭主の難しさを改めて

家元招請研究会−【正午の茶事】

中村宗紀(高知不白会)

研究会風景1
まずは、歓迎の挨拶から
 高知要法寺での研究会において、私ども社中も当番となり、亭主を務めることになりました。
先輩や仲間から「わからなくなったり、間違ってもいい。ご指導いただけるから心配しなくても大丈夫」と励まされ、当日は緊張の上、無我夢中でしたが、半東、水屋、お客様とそれぞれが役割をこなして、段取りは順調に進みました。
 ただ、家元にもご指摘いただきましたが、作法に気を取られ、茶事の中でも重要な主客の交流、会話についてはおろそかになりました。点前や茶事の流れなど基本を習熟し余裕のある気持ちがないと、お客様に気持ちが向かないことを実感して理解できました。
この、はじめての亭主という貴重な経験を、次につなげていきたいと思います。
家元筆「潮鯨」
家元による力強い書「潮鯨」
研究会風景2
八寸のご馳走を、亭主が取り分ける

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