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2011年7月31日

観蓮茶会

田村詠雪(高田不白会)

野点席風景
道具拝見
 東洋一の美しさと賞されている高田公園のハスは、季節の風物詩として広く市民に親しまれています。七月上旬から紅白の花が咲き乱れるこの絶景を愛でて毎年はすまつりが開催されます。はすまつりには観蓮茶会が催され、一日目の七月三十一日は江戸千家が席を受け持つこととなり、初めて茶会を担当いたしました。
 真夏の暑さに少しでも涼を取り入れる工夫はあるだろうか。お受けしたものの亭主の役が無事務まるだろうか、日が近づくにつれて不安が高まりました。
 席を設ける近くの蓮の花咲きが遅く、心配しましたが、間に合うように咲いてくれました。夜中には雨も降りましたが、朝方には雨もあがり茶席の開会には間に合いました。そんなこんなで、最初の挨拶ができるまで緊張しておりましたが、皆様に助けられて無事に担当することができまして感謝しています。

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