江戸千家 >  不白会だより > 暑さに負けず! 《夏期講習会》

2009年8月2日

暑さに負けず! 《夏期講習会》

熊谷不白会

講義風景
床には、川上宗雪宗匠筆の「七事式」が掲げられた

 去る八月二日、本庄児玉にて恒例の夏期講習会を行いました。あいにくのお天気でしたが、実りの多い一日となりました。

●テーマ一 【花寄せ】
 盛夏にも関わらず、五十種を超える花々が集まり、六曲の花屏風に涼しげなお花、壮観でございました。

花寄風景
さまざまな花器に思い思いの花々

●テーマ二【花月】
 まず一組目は、花月の厳格な決まり事の解説を入れながら、はじめての方々にも分かりやすく行いました。続いてメンバーを交代して、二組目。出席者の目が輝きを増していました。

●テーマ三【組合せ点て】
 今年五月に「茶筌飾り」「仕組み茶碗」を学びました。それぞれの意味合いを知り、それゆえの点前・作法をお勉強いたしました。そこで今回はもう一歩進め、「組合せ点て」を研修課題と致しました。
 ご高齢の亭主が、名物等の大事なお茶碗でお客様をもてなす折り、どのような動きになるのか。半東がどのように補佐するのか。会場は蒸し暑さをはねのけるような、真剣さに引き締まった空気の流れる充実した講習会となりました。

カテゴリー:行事・茶会 「暑さに負けず! 《夏期講習会》」のリンク