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2024年7月31日

キッズお抹茶体験会

鈴木宏圭(新潟不白会)

抹茶ポケモン「チャデス」の茶入

 夏休みの七月三十一日、新潟伊勢丹七階の茶室「丹庵」にて土田宗春、中野里雪社中によるイベント「キッズお抹茶体験会」を行いました。
 さて今回のお茶会のテーマ。キッズの皆さまに茶の湯やお抹茶に親しみをもってほしい、そして茶の湯の楽しさに触れてほしい。ということで、抹茶ポケモン「チャデス」の茶入れと、新潟の菓子店金巻屋でお願いしたポケモンボール和菓子でキッズのおもてなしをすることといたしました。
 ポケットモンスター(略してポケモン)はかわいらしいモンスターが活躍するゲームアニメ。三十年の歴史があり、たくさんのモンスターが活躍するなか、なんと茶道を題材にしたポケモンもいるのです。そしてモンスターボールは……。説明が長くなるのでお近くのお子さんにお尋ねください。きっと喜んで説明してくれると思います。
 一席目、キッズ&保護者の方合わせて満席の十三名様がお席入り。最近では畳の部屋がないおうちもあるでしょうから、ほとんどのキッズにとってお床の拝見などもちろん初めてでしょう。
 中野先生「最初に私がお茶を点てますので、後で皆さんも点ててくだ初めてのシャカシャカさいね」「脚を崩してもよいですよ。痛いのを我慢してても楽しくないし身体によくありません。ではまずお菓子をお出ししますね」
 水屋の僕たち「お菓子喜んでくれるかな、ワクワク」
 キッズ「わぁポケモンボールだ!」水屋の僕たちガッツポーズ。
 キッズの皆さん興味津々で一所懸命に正座してシャカシャカしています。僕たちはお点前に苦戦しているキッズがいたらお手伝いしようと準備していたら皆さん上手。お父さんお母さんもキッズのお茶をいただいて嬉しそうです。

初めてのシャカシャカ

キッズが自服して一席目終了しました。
 中野先生「お父さんお母さんに心を込めて美味しい抹茶を点ててみましょう」
 二席目以降も盛況です。
 土田先生「グリップが使えていてお上手、指先がとても綺

ポケモンボール和菓子

麗ですよ」と褒めています。
 キッズ「あっチャデスだ」お席に入るなり一目で見抜いたお茶人キッズさまもいらっしゃいました。総勢五十三名をお迎えし和やかで幸せなお茶会にご一緒できて僕のチャデスも嬉しそうです。

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2024年7月28日

岩手家元招請研究会

家元招請研究会〈課題:唐物〉

増澤光雪(岩手不白会)

 「唐物点」の亭主役をさせていただきました。大変難しかったのですが、緊張とともに少しの満足感も感じられました。かつて東京の家元教場研究会にて東京の幹部の先生方の唐物点を拝見させていただき、そのたたずまいと美しさに感激いたしましたことを思い出しながら、少しでも近づくことができますようにと取り組みました。
 以前より茶入れについて興味があり、その成り立ちや形状を探ることはあっても実際に手にすることはめったになく、まずは点前を繰り返すことで理解できることもあるかと思いました。また「玉水」を拝見致し、小さなお茶入のおおらかさに感じいりました。
 白麻の襟元ゆるく奈良扇子

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2024年7月10日

2024年度 家元教場研究会レポート(8)

家元教場研究会 古典「台天目」

(水曜B組) 藤田未雪

 台天目での心構えについて、特に亭主の振る舞いと貴人様の振る舞いに込められた意義を考えさせられました。大切な方へのもてなしを今一度考えて所作に生かしたいです。

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