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2011年9月11日

一二三 評価することで学ぶ

博子先生招請研究会−【七事式】

田中宗玲(岩手不白会)

一二三
 九月に入り猛暑の名残も未だ去りやらぬ暑さの中で、岩手不白会峰雪会の研究会が博子先生のご指導の下に開催致しました。課題七事式のなかの一二三について、ご懇切で且つ細やかなご説明をされ、ことに評価の基準となる品性と技量について詳しくお話され、濃茶席の実践に入りました。
 寄付はお家元直筆の団扇にトンボの絵の小幅で、本席のお軸は七事式教本の式法標語の中にある一二三の御初代の「唯有一乗法」、禅語で、大龍和尚のお筆でした。亭主、客五名、見学の会員も緊張と学ぶ意欲で漲っておりました。
 はじめのご指導のお陰で、小箱の扱い、札の入れ方等はことなく運びましたが、普段のお点前、お茶の点て方などお稽古を基準に評価される亭主に対して、評価する側の客は亭主のにじみ出るお人柄を考慮し、月、空、花から札を選択し、さらにお点前等の点数を評価する難しさがあり、客も試されているような感じがしました。見学者もそれぞれの思いの札を考え、評価したようでした。
 午後は花月を学びましたが、何回稽古しても新しい発見があり大変充実した研究会で、博子先生に衷心より感謝申し上げます。

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2010年4月29日

廻り炭の研究会を終えて

博子先生招請研究会−【七事式】

五十嵐宗合(福島不白会)

廻り炭"
様々な炭の組み方を学ぶ
 ゴールデンウィークの初日、白河南湖公園・松楽亭にて博子先生をお招きしての研究会が行われ、廻り炭についてご指導をいただきました。  お炭の修練のための廻り炭ということで、いろいろな炭の組み方を拝見でき、大変勉強になりました。  普段は炭点前の基本にそって真の炭について学んでおりますが、廻り炭では、きれいに整えられた巴半田へ、手順に従いご亭主役が炭を上げました。底取りを用いて細かいくず炭まで丁寧にすくい取られ、灰を火ばしで四隅よりそれぞれかき上げる様子などを実際に拝見すると、巴半田に上げられた炭の位置や、たね火となる炭を戻す位置などを確認することができました。
 また、順番にお炭を組む場面では、炭を美しく組むだけでなく、火のおこる順番や、火がおきるまでにかかる時間なども、炭の組み方で調整できると伺い、枝炭の使い方などがとても勉強になりました。
 早くお湯を沸かしたいとき、またゆっくり沸かしたいときと、お茶を点てる時にお釜のお湯が適温であるために、このようなお炭の加減がされていることをいつも心に留めて、一服のお茶を感謝していただきたいと思いました。

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2009年8月29日

花月を基本から学ぶ

博子先生招請研究会

岩谷宗洋(福島不白会)

花月の研究会
床には家元筆「七事式」の掛物が掛かる
 去る八月二十九日、水面に立つさざ波に秋の気配を感じさせる南湖公園の松楽亭にて、博子先生のご指導のもと、花月の研究会が行われました。
 花月には様々なやり方があり、人数も四人から十人までと幅広いのですが、基本となる五人花月から始めていくことになり、私も参加させていただきました。
 水屋で引いた札で次客として座に着きましたが、何度も折据が廻ってくるうちに、どんどん変化します。役札を引くいて点前をしたり、月を引いてお茶をいただいたり、正客になったり、お詰になったり……。
 「花月百遍朧月」という言葉があるそうですが、その場の置かれた状況で、しなければならないことや、覚えることはたくさんあり、臨機応変な判断が要求されると感じました。折据や札を置く位置、札の扱い方、足の運び方、座の着き方など、基本からしっかりとご指導いただいたのは、とても良かったと思います。
 また、誰が、今どういう役札をもっているか、全体の流れがわかっていなければならないということも学びました。博子先生のご指導の中に、花月は、一つ一つの所作を覚えるのが大切であると同時に、心配りや心遣いがあってこそ、それらが生かされていくものであることも実感いたしました。

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