工藤宗睦(大分不白会)
春霞がやわらかに空を包んだ三月二十三日。雲鶴先生による大分の日出・深見邸にての研究会でした。当日は「濃茶付花月」・「香付花月」と「札なし花月」をご指導いただきました。私は「濃茶付花月」で亭主を務めさせていただきました。お役をいただくと今までに何となく過ごしてきたお釜の湯の量・温度、そしてお茶入に入れるお抹茶の量など考えておかなければならなかったと改めて思いました。「香付花月」でも香は何のため、誰のために焚くのか。「札なし花月」でも参加した全員が他者の行動に気を配る。そうしないとお席がゴタゴタになる。など思い出させいただくことが多かったです。