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2025年3月23日

大分雲鶴先生招請研究会

雲鶴先生招請研究会 〈課題:花月〉

工藤宗睦(大分不白会)

 春霞がやわらかに空を包んだ三月二十三日。雲鶴先生による大分の日出・深見邸にての研究会でした。当日は「濃茶付花月」・「香付花月」と「札なし花月」をご指導いただきました。私は「濃茶付花月」で亭主を務めさせていただきました。お役をいただくと今までに何となく過ごしてきたお釜の湯の量・温度、そしてお茶入に入れるお抹茶の量など考えておかなければならなかったと改めて思いました。「香付花月」でも香は何のため、誰のために焚くのか。「札なし花月」でも参加した全員が他者の行動に気を配る。そうしないとお席がゴタゴタになる。など思い出させいただくことが多かったです。
 雲鶴先生の研究会でじかにお話しさせていただくのは初めてでしたが、先生の美しい所作に感激いたしました。「茶道の道はすべてに通ず」を実感した研究会となりました。

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