池内有紀子(茨城不白会)
当日は秋雨の中、家元と博之様にお出まし頂き、体操と小習(灰型のお勉強)そしてテープル茶と盛り沢山な一日を過ごしました。 先ずは笠間稲荷神社さまの大広間をお借りしての体操からでした。正しい姿勢を保つ事と年齢を重ねても若々しく生きていくためには、筋肉をきたえる事が大切だと言うお話を聞きながら、柔軟体操からはじめ、美しい立居に必要な足腰の筋肉を鍛えつつ最後に特別に足ツボ体操まで教えていただき、あっというまに2時間近くが過ぎてしまいました。
続けて道安風炉を用いた遠山型の灰作りを博之様より御指導頂きました。灰型を作る際になにより大切な事は五徳をしつかりと据え付ける事、そしてよく炭が起き、さらによく湯が沸くことを重点において作る事だと教わりました。見た目の美しさも大切ですが、湯がしつかりと沸かなければ台無しになってしまうという事です。また五徳をしつかりと据える際に、位置・高さ・釜とのバランスをミリ単位で調整するためにコインを使用する事もあるそうです。なんとも繊細で奥深い作業であると感じました。