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2018年12月1日

ご相伝式に列席して

高木宗永(東京不白会)

 先日は、ご相伝式に列席させていただき、ありがとうございました。小さい頃からいつか師範になれるように、いつか家元にお会いできるようにと稽古してまいりました。何度も写真で拝見してきた家元邸は、東京とは思えない程静かで、その静けさがとても心地よく、趣深く感じました。
 〝いつか〟は夢のように遠い日のお話と思っていましたので、目の前でお点前拝見させていただき、本当に嬉しかったです。何より嬉しかったことは、家元とお話しさせていただきながら、お食事できたことです。
 共に食し、一献交えることは、こんなにももてなしの心を伝えることなのだと改めて感じました。「ようこそ、おいでくださいました」と今まで口にしたり、言われる事はありましたが、それを肌で感じとることができたのは初めてのことでした。もてなしに心を入れること、所作やふるまいで示す事がまだまだ私に足りない「力」なのだと知ることもできました。
 「お茶を〝行く〟ものではなく、家で〝する〟ものにしなさい」  最後に家元が話をされた言葉を自宅に帰ってからも、よくよく考えています。茶道が稽古場の中で行うものでなく、毎日の生活、普段の所作からも学び精進できるものであるということかな、と考えました。
 看板に恥のないよう、精進に努め、次に東京へ行ける日までに、少しでも成長しようと決心がつきました。

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