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2018年7月11日

家元教場研究会レポート(11)

課題ー古典(相伝物) 第三回 台天目 

「お付きの客として」

加藤 宗希(水A:東京不白会)

 貴人点ての付き人は、「客であり、客でない貴人のお伴」ということを頭において務めました。貴人点は普段は縁のない世界ですので、貴重な体験です。
 初座でのおしのぎの会話が、貴人中心で、出過ぎずに、でも会話に参加するというところが難しかったです。後座では、席入りの拝見は遠慮し、お伴同士で一緒に道具拝見するなど立場も考慮しました。
 家元が常におっしゃる「全力で、真剣に」を私もまねて自分のものにしたいと思っています。

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2018年7月8日

天心忌茶会で思い出すこと

岡倉天心の孫夫妻とご一緒に(毎日新聞)

李 宗福(長野不白会)

 七月八日の信濃毎日新聞にの「わがまち遺産」に、長野県下高井郡山ノ内町にある大観の別荘「嶽心荘」が紹介される記事がありました。昭和四年に建築、木造平屋のかやぶき屋根で、庭も含めると六千平方メートル。いろりのある客間は、東京の自宅の部屋をまね、大観がこだわって設計したと書かれています。大観の何かの祝いの集いだったと思いますが、その客間でお客様に一服差し上げる光栄に巡りあったことがあります。天心のお孫さん夫妻と一緒の記念写真です。

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