2018年5月26日
長野不白会研究会
家元招請研究会「相伝物—盆点」
(長野不白会)
正客として
松本宗実
普段何気なくしている水屋仕事、風炉灰の量や押さえ方、下火のつぎよう、釜や水指の水量など懇切丁寧で的確なご指導をいただき納得しました。流祖ご愛用のお道具で家元が亭主の特別なお席、全身全霊を込めたお点前を間近に拝見することができ、魅了されました。丁寧に、時に豪快に練られたお濃茶を最初に口にできる幸せ。「自宅の茶」の定着や相伝制度の改革など家元のお考えを拝聴し、ここで学べる刻を大切にしたいと思いました。
見学して
神農宗史
李先生宅にて家元招請研究会が行われました。私は初参加というもあって、緊張の面持ちでしたが、特に印象に残っていることがあります。
それは家元が席入をする際の姿です。精神統一をされ、気持ちを込めている姿が大変印象深く、一席一席をそういった心持ちで臨まれている事を知り、感動しました。
盆点を拝見しましたが、普段はどうしても点前の作法や順序に目が向きがちです。家元がお話しされたように、相伝の本来の意味を考えることに今まで意識が向いていなかったことにはっとさせられる思いでした。また、家元の流れるような点前を拝見し、いつか家元の点てたお茶を一服いただいてみたいという思いを抱きました。
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2018年5月13日
七戸不白会 家元招請研究会
家元招請研究会 - 課題「唐物(盆点)」
盛田宗蛍(七戸不白会)
五月十三日、十和田市民文化センターで、「家元招請研究会」が行われました。課題は「盆点」、相伝物を特別なものとせずお稽古に取り入れ本来の意味を理解するようにとのことで、博之氏が半東を務めてくださいました。
「霜夜」の茶入と唐時代の螺鈿のお盆をお持ち下さって、大切に扱うことや客を招いて披露すること、そして主客共に楽しむことを教えてくださいました。緊張のあまり、席入も拝見もうろうろとし杯ばかりでしたのに、さりげなく楽しく過ごす様にして下さいました。やはり、楽しくなければとの思いを強く致しました。そして以前からのお考えを少しずつおしめしくださっていらっしゃると感じます。
参加した方々から宗匠のなめらかで自然な動きに驚き、出席してよかったとの声が聞かれました。至らない客でございましたが、贅沢な時を過ごさせていただきました。相伝の書物もこの研究会がなければ、奥深くしまっておりました。あらためてよい機会をありがとうございました。
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2018年5月9日
家元教場研究会レポート(10)
課題ー古典(相伝物) 第二回 真台子
客として
本間 宗尚(水A:東京不白会)
家元自ら亭主とのことでしたので、型通りではない、現代に通じる変化をどのようにされるのかと楽しみでした。後座は真台子を使って普通のお濃茶を博之様が代点してくださいました。
その間、濃茶が点つまで家元(亭主)と共に、静かに待っているうちに、初座で向き合い和やかにおしゃべりをして過ごした時よりも、亭主と客との距離がぐっと近くなったように感じました。
今年の研究会のテーマは「古典」ですが、私が想像した見た目の点前の変化などではなく、〝主・客が一体になる〟という尤も大事なことそのものが古典といえるのかもしれない、と考えさせられました。
初座
後座
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2018年5月6日
高知不白会研究会
家元招請研究会「相伝物—盆点」
(高知不白会)
半東として
石元泰雪
初座、なごやかな雰囲気でしたが、一献をすすめるタイミングが難しいことでした。濃茶を運ぶ時も、膝行か立つか、どの向きで座るかなどに不安を感じました。茶を掃くこと、花を入れること、家元の所作を身近に見ることができ勉強になりました。
三客として
中山精雪
高知城を眺めながら、家元が亭主をされる盆点のお茶事は、まさしく荘厳でした。おいしいお料理、家元からお酒を頂戴し会話も弾み楽しく過ごすことができました。見事な濃茶入を拝見し、それを用いてのお濃茶を拝服。師匠である澤先生の七回忌、私を通して先生が家元にお招きいただいたような不思議な縁を感じました。
詰として
長野すが
うまく会話に入れなかった事、点前が行われる前に点前畳には入ってしまい「亭主が真剣に心を込めて点前をする、その重要な場」という考えに至らなかったことを反省しました。
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