2025年1月1日
青森不白会初釜
川山宗初(青森不白会)

令和七年青森不白会初釜が青森市ホテル青森にて開催されました。平年の三倍を超える積雪を記録した今年の青森市。「豪雪災害対策本部」が設置されるほどの大雪となりましたが、当日は幸い天候に恵まれ参加者四十名ほどが穏やかな冬空に感謝しながら新年のお茶を楽しむことができました。
今年度、青森市民文化祭の文化功労賞を受賞された津田宗禮相談役へお祝いの花束贈呈、また祝舞「富士」を中村宗之副会長が舞い、華やかな雰囲気に包まれていました。
立礼の濃茶席の亭主は川山宗初会長がつとめ、凛としたたたずまいの中、金銀の重なった赤楽茶碗「嶋台」に鮮やかな緑色の景色を写し出していました。また各テーブルの参加者には、それぞれ陰点てで濃茶が振る舞われました。
福引きの後の薄茶席は、白鳥五大さんと白鳥七大さん親子が初釜での亭主デビューを果たし、真剣な表情ながらも丁寧なお点前を披露していましたそれぞれの薄茶席でも担当亭主が参加者の前で、会話を楽しみながら思い思いに薄茶でもてなしていました。
支部としては久し振りの開催となった新春を寿ぐ初釜に、大きな笑顔の輪が広がっていました。
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