江戸千家 >  不白会だより > 「自宅の茶」で思いますこと

2017年9月18日

「自宅の茶」で思いますこと

家元招請研究会 

田代宗代(新潟不白会)

 研究会二日目、敬老の日「自宅の茶」の実践です。
 雲鶴先生、中野先生、桒原先生が我が家へお越し下さいました。お待ち合いにご案内し、頃合いを見て、座掃きを持ち爪先に力を入れ、お迎え付けにあがりました。
 掛物は、お家元の「只」を掛けました。道具組は、長板二つ置き、八寸の後、炭点前です。とめ炭を入れる頃「パチパチ」と音がして ほっと致しました。中立の後、濃茶、薄茶と進めてまいりました。
 お点前の最中に、雲鶴先生の会話のご様子、立ち居振る舞いに、心奪われました。沢山のお手本をお示しいただき、心に深く刻みました次第です。お客様方のご配慮にもお助けいただきました。
 思い描いた万分の一も、おもてなしが叶いませんでしたが、家元の「自宅の茶」のご指導で、このような機会をいただき、今までの自分のあり方を振り返ることが出来たように思います。お客様に美味しい一碗を差し上げられますよう、心を込め只ひたすら精進してまいります。

カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「「自宅の茶」で思いますこと」のリンク