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2013年12月14日

家元招請研究会に参加して

家元招請研究会【体操十種とテーブル茶】

雪田弘子(青森不白会)

立居の稽古
 平成二十五年十二月、前日より降り出した雪がお家元を歓迎するかのように一面の雪景色でお迎えしました。外の寒さもよそに今回の研究会は体操十種をメインにお家元のお手本を拝見して、すぐに実習という形で進行しました。日常の生活習慣が問われるぐらい身体が動かない中、お家元のしなやかな動きを見て日頃から鍛練され精進なされていると感じました。参加者の様子を確認しながら「怪我に注意する、無理をしない」という点に心配りをいただきました。
 私達はしなやかな美しい動きではありませんでしたが、一生懸命覚えようとした姿勢が、うっすら汗が滲むくらいの運動が楽しい時間でした。お家元の「毎日続けていくことで自然に身につき、その動きがお茶のお点前の所作に反映される。継続することで普段のお稽古にも役立つ」という言葉に感銘を受けました。体操十種全部はできなくても自分に適した項目を見付けて続けていくという発見もあり、家元監修のDVDの完成を楽しみにする内容でした。
テーブル茶
 第二部は、「テーブル茶会」お客様をお招きして、お家元のお点前を拝見しながら勉強するという設えで始まり、お家元がお持ちになったお道具を使用してお客様を「おもてなし」する様子を拝見しました。その中で季節の八寸と一緒に出したお酒を入れて使用したお道具は、李朝の趣のある貴重なものでした。お猪口も仁清など四品を拝見できました。
 酒肴の楽しい時間の後のお茶は実に美味しいものですというお言葉通り、ふんわりとしたきめ細かな泡のお茶を点てられて、お招きされたお客様も満足されていました。今回使用したお道具。お茶の進め方の説明を聞きながら感じたことは自分で準備していくことで招く喜びと、もてなされる喜びをお茶を通して双方で共有することができると感じました。お茶会という大きな席を経験する必要もありますが、お茶は自宅でする「テーブル茶会」をどのように進行してお茶をお出ししていくかを考える課題をご提示され、時代の流れに沿った奥深さを勉強しなくてはと思いました。
 はじめての参加でしたが、感動、感銘する機会が多い経験の一日でした。

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