江戸千家 >  不白会だより > 喫茶往来

2008年5月29日

喫茶往来

家元招請研究会−【茶事の実践】

大山宗貴(高知不白会)

 先の五月二十九日の家元招請研究会は、第二回目の「茶事の実践」でした。
 茶席は六席、茶席担当者(亭主・水屋二名)以外のすべての客は、お家元、随行の瀬津様を含めて、どの茶席へ行くかを百パーセントくじ引きで決めました。それぞれの茶事終了後、文学館ホールでの集会で、お家元のお話、主客それぞれの話などあり、成功裏に終わったことは実感できました。その辺の詳しい事は、誌面の都合も有り割愛させていただきます。
 くじ引きという前提の元に、思わぬ方と相席となり膝をまじえられたことによって、新たな展開もあったことと思われます。
 研究会終了後しばらくして、参加された会員の方から「この形式での茶事研究会を一年に一度くらい支部の研究会としても取り上げてほしい」という要望があり、そうすれば『喫茶往来』も行われやすくなるのではないかと、概略すればこういう話でした。
 確かに支部としてもこの研究会を、何回か行えば、他の社中とも、まだ知りえなかった会員の方とも親睦が増し、さらにはお家元の仰る『喫茶往来』が、より深まるのではないかと思ったことでした。まだ一つの課題としての段階ですが……。
 

カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「喫茶往来」のリンク