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2024年11月3日

第二十九回上越茶道会茶会

亀山穂雪(高田不白会)

 十一月三日、高田別院にて新潟県上越地区の表千家、裏千家、江戸千家で構成される上越茶道会茶会が開催されました。濃茶席と薄茶席のそれぞれを各流派が持ち回りで担当し、江戸千家は今年、武田隆雪氏が濃茶席を担当いたしました。この時期は時雨模様の天候が多いのですが、当日は秋晴れの中、百二十名余りの会員が出席いたしました。
 床には後西天皇の和歌が掛けられ、茶入れは表千家不白流自得斎箱書の古瀬戸、治保公手造りの黒楽茶碗など開炉を祝うお道具に良い緊張感を持ちながら、一座建立の時を点前で味わうことができました。会の方針で濃茶も各服点てとなっており、不安でしたが一同協力して無事に終えることができ、ありがたく思っております。

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