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第71回 東京不白会春の茶会

令和5年4月2日(日)
於 音羽護国寺茶寮

 四月二日、東京不白会春の茶会が四年年ぶりに音羽護国寺にて開催されました。
 広間を中心にした五つの茶室に釜が掛けられ、月光殿では余興も披露されました。参加された会員の皆様はそれぞれのお席の趣向を楽しみつつ、改めて茶会の楽しさを味わっておられました。

■月窓軒 …… 家元席

●春の茶会開催に際して

 春陽の季節を迎え、益々ご清祥のお慶びを申し上げます。 
 この度、音羽の護国寺茶寮における東京不白会春の茶会では、家元席をご設営賜り誠にありがとうございました。
 今年の桜は、例年より早く咲き染めましたが、当日は好天にも恵まれ、新緑を背景に舞う花びらも美しくこの上ない春の茶会でございました。新型コロナ禍の影響で数年間の延期を余儀なくされ、久しく待たれた茶会ではありましたが、家元にはことのほかお気遣いをいただきました。家元始め、雲鶴先生、新柳さまには格別のご支援のお陰で恙なく終了することができましたことは、誠にありがたく衷心より厚く御礼申し上げます。
 今後とも、どうぞ変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
                               東京不白会会長
                                    落合文雪
寄付 岩松図屏風 十七世紀

    本席     
床  孤峰不白筆 横物 
     松樹千年翠
花入 竹一重切     永井此君亭作
    名心庵銘 福寿海
花  ときのもの
香合 長沙窯 合子   唐時代
釜  名心庵好 責紐雪輪釜 長野烈作
 炉縁 高台寺蒔絵
 風炉先 春霞
水指 平戸焼 染付 春蘭摘蓋
 棚 高麗卓 如心斎在判
茶器 渦蒔絵 平棗  米山作
茶碗 細川不東庵作  銘 花かがり
 替  牡丹絵     永樂即全作
茶杓 一元斎作 銘 霞
 蓋置  尾戸 花模様
 建水  モール  淨益作
御茶 和光      丸久小山園詰
菓子 紅ぼかし 越後屋若狭製

■艸雷庵 …… 谷庄 谷村幽渓庵

 毎回、流儀以外の名士にお席をお願いしています。今年は、「谷庄」の谷村幽渓庵様にご担当いただきました。
  寄付
床 宗達金泥下絵 光悦筆和歌懐紙
         安田靫彦箱
  「このほどは知るも知らぬも玉鉾の
       行き交う袖は花の香ぞする」
          新古今集春歌
                藤原家隆
  本席
床 向掛 川上不白作 竹二重切
      銘「 鳳凰」共箱
 釜  古天明
  炉縁 半入作沢栗
 香合 染付隅田川 絵替わり
 水指 備前矢筈   戸田一玄庵旧蔵 箱
 茶入 瀬戸玉柏手 銘「敷島」
       権十郎蓬雪箱  三井家伝来
 替茶器 青磁縄手四方小手桶茶器 
               関戸家伝来
 茶碗 釘彫伊羅保 碁笥底手
               本多猗蘭箱
 替  本手斗々屋 銘「嵯峨」 愈好斎箱
 茶杓  啐啄󠄁斎作 共筒
      『茶烟軽颺落花風」
 建水  曲
 蓋置  青竹
 御茶  老松        はやしや詰
 御菓子 花籠 金沢      吉はし製

■楓の間:長井宗渓席

■不昧軒:中野宗照席

■牡丹の間:山口香雪席

円成庵床

■月光殿の余興

家元の能管、金曜夜直門の方 による謡曲の披露がありました

*東京不白会会報『池の端』78号に詳しい報告が掲載されています。
 各席の様子は、春茶会写真レポート のペ−ジでも見られます。


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