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平成二十七年

初釜

正月八、九、十日
江戸千家 家元邸

 江戸千家家元での初釜が、恒例の正月八日、九日、十日に執り行われました。

 今年は殊に雪深い東北方面から多くの参加者がありました。東京は天候にも恵まれ、参加者の皆様は新春の日差しと共に家元の点てる香り高い濃茶を味わい、ゆっくりと一日を愉しまれていました。

 今年の蓮華庵は、川上博之氏が初めて担当しました。席をもたれた感想を寄せてもらいました。

家元による大福点前

花月の間 正月飾り

花月の間

大福の茶を家元相伴

諸道具拝見

諸道具拝見

福引

福引風景

点心

点心風景

嶋台茶碗飾り

脇棚 嶋台茶碗飾り

【会 記】

■ 花月の間
床 不白筆
   三幅対 寿老 鶴 亀
     熨斗三宝飾り

 柳掛け 青柳 椿三種
 脇棚   嶋台茶碗飾り

竹台子飾り
 朱塗手桶 江岑好
 唐銅皆具 不白好
 釜 立筋        長野烈作
 炉縁 時代長熨斗蒔絵
 濃茶器 備前大海 銘凡
 茶碗 御本
 茶杓 不白作 銘 竜窟
 薄器 梅蒔絵棗
 御茶 雲鶴   宇治 丸久小山園
 御菓子 えくぼ饅頭 谷中 喜久月
  器 朱 高坏一双
 脇床 光悦消息 曽彦四宛
     八日 九日 十日之内朝成共
     昼ナリトモ御茶可レ申候
     正四日    従鷹峯 光悦

■ 一円庵
床 不白筆
    ゆずり葉の消息  自得斎宛
    三宝に炭飾り
■ 蓮華庵  薄茶席
床 覚々斎 富士絵讃「年玉や 」
 花入 青竹     永井此君亭作
 花  天が下(椿) 雲龍梅 
 香合 宝珠      白井半七作
 釜  姥口霰 古天明
 水指 瀬戸 重ね餅
 薄器 黒中棗   
 茶碗 玉水 赤 銘雪あかつき
  替 狂言袴
 茶杓  一元斎作 銘礎
 御茶  又玄  宇治 丸久小山園
 御菓子 切山椒 紅白
           谷中 喜久月
   器 白磁     塚本快示作

■ 玄関  受付
床 不白消息 正月九日付

■ 教 場
床 松林桂月筆  朝日図
   不白作茶碗
    七福神飾り
屏風 岩松図  江戸初期

脇棚 苔松・千両 葉牡丹
     唐銅 水盤に

■一円庵

一円庵床

一円庵 床

■蓮華庵

蓮華庵床

蓮華庵 床

蓮華庵

●蓮華庵を担当して

 川上博之
 この度の初釜では蓮華庵にて薄茶席をもうけさせていただきました。赤楽に李朝の筒茶碗、竹の花入に椿と梅という取り合わせは結果としてとてもオーソドックスなものになりました。
連日、炉の前で話し続けた結果、初釜を無事終えた翌日から喉が枯れてしまいました。しかし、それほどまでに楽しく茶席で過ごせたという事でもあるように思います。
 昨年の研究会のテーマは自宅の茶でした。今年はまたテーマが変わりますが、茶の湯にとって大切な事の本質は変わりません。今年もぜひ稽古場以外でも楽しくお茶で遊んでいただけたらと思っております。
玄関

玄関衝立「来也」 福富雪底老師筆


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