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第十八回 江戸千家全国連合不白会 高知大会

平成二十三年十月三十日(日)

 平成二十三年十月三十日、第十八回目にあたる江戸千家全国大会が、高知不白会担当で開催されました。北は青森不白会から南の大分不白会まで二百人以上の参加者が、会場に設けられた家元席、高知席(二席)の茶席を堪能し、夜の懇親会では高知の会員共々一堂に会して改めて旧懐を温める姿が見受けられました。大会当日の前日と、翌日以降には三つの観光コースが設けられ、高知の名所や旧跡を多くの会員が楽しみました。
土佐酒の樽開き

土佐酒の樽開き

懇親会会場

懇親会会場

全国大会を終えて

高知不白会会長 柏井宗武 

 高知県において全国大会を開催しますのは、東京不白会に続きまして三回目の開催となりますが、何しろ二十年の空白がありますとともに時代の変化もございました。二十年前は家元の発案で離れた三つの会場に茶会場を設けお客様は徒歩で会場を回り、お茶を愉しむという趣向でした。そのころはまだ若い人が居りました。計画実行したものは還暦年代でした。それから二十年後に続く若い人は僅かで、平均年齢が二十増えました、従いまして不安があり開催を決定するまで時間がかかりましたし、開催する以上は皆様方が高知にいらっしゃる間は、茶三昧に浸っていただくよう皆で頑張ろうと、開催を決めました。
 さて、高知には茶会を開催する適当な会場がありませんので三翠園というホテルの大会場を利用することに致しました。畳の間とはいえ、大広間で床は二間半、壁面には天守閣と松を散らした壁画がある大きな床のある部屋を家元席としました。家元は、この壁画をものともせず見事な床飾りをしていただきました。
 いまひとつの高知席の床は大波の寄せる壁画で家元の「潮鯨」を使わせていただきました。いまひとつの高知席は、立礼席としましたが、この席はやはり大床ですが無地でした。このような席で皆様方が茶三昧に浸っていただけたのか未だに心配しております。
 懇親会は、土佐の太刀踊りでオープンし、全国連合不白会会長家元のご挨拶の後、土佐酒の樽開きで始まり、料理は土佐の皿鉢料理、間によさこい鳴子踊りを入れましたが、いかがでございましたでしょうか。
家元席
家元席床飾り
家元席2
家元席1
風炉釜
家元席4
■家元席 濃茶 主 川上宗雪
床  流祖不白画讃
    白浪漲天
 花   秋明菊、野紺菊、紫紺野牡丹、
     薄、他
 花入  手付大篭
 香合  鎌倉彫 椿紋  木地長板飾り
 風炉釜 時代色紙風炉 釜瓢形 浄林作
 水指  伊賀 竜の手     原叟箱
 濃茶器 備前火襷
 茶碗  御本三嶋
 茶杓  名心庵作      銘 雷丘
  建水 砂張
  蓋置 古銅
 御茶  雲鶴       丸久小山園
 御菓子 季節棹物     半田松華堂
  器  染付芙蓉手 平鉢   花鳥紋
高知席
高知席床飾り
高知席1
高知席2
■高知席 主 上田宗淑
床  潮鯨  名心庵筆
 花 榛、寒蕨、蔓岩桐
 花入  獅子口花入     小堀宗中作
 香合  達摩佛子      勝軍木庵造
 風炉先 不白好唐銅   高木治良兵衛作
 風炉先 名心庵好
 棚  亀甲棚         一元斎好
 水指 釉裏紅
 茶器 雪輪棗        三代宗哲作

 茶碗 尾戸狂言袴   四代森田弥源次作
  替 出雲秋草ノ絵 二代住右衛門空斎作
  替 春日山窯 鹿ノ絵
 茶杓  一元斎作       銘 微笑
 建水     道八
 蓋置 南極ノ砂ニテ     土居庄次作
 御茶 池ノ白        八女星野園
 菓子 乙女菊         菓仙山本
 菓子器 葉形菓子器     平賀源内作
 煙草盆 櫛形煙草盆
 火入  了入
高知立礼席
高知立礼席
席主 西山宗稔氏
立礼席の花
■高知立礼席 主 西山宗稔
 寄付 
床  御召歌 紅葉画額  奥田元宗
        鹿親子像 香取正彦
 本席
床  流祖不白画讃  松島
  脇床 板文庫ニ小倉山硯箱
 花 紅葉の小真弓、天南星、白山菊、
   山竜胆、山らっきょう花
 花入 御座目螺線文  飯塚小玕斎
 香合 椰子 吸江斎花押
       七代 駒沢利斎(春斎)
 釜  唐銅朝鮮風炉  初代 寒雉
 水指 古高取  

 茶器 守屋松亭 菊に水
 茶碗 高麗 水鳥絵
  替 赤楽 三嶋   十四代覚入
  替 薩摩秋草  岡田雪台公歌銘
 茶杓 一元斎 銘 鳳凰
 建水 時代曲
 蓋置 三宝   十一代真葛長造作
 御茶 和光
 菓子 野根万寿
 菓子器 尾戸  能茶山製染付
 莨盆  糸巻 十代 尼宗哲
 火入 呉州赤絵  奥田頴川
 莨入 金馬
 煙管 九代紹益 秋草彫

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