江戸千家 > 行事の予定・報告(2010年) > 第61回 東京不白会春の茶会

第61回 東京不白会春の茶会

平成22年4月4日(日)
於 音羽護国寺

 本年は桜満開、花曇りのもと、恒例の春の茶会が開催されました。
 月光殿の改修工事が続き、今回の家元席は牡丹の間となりました。床には、酒井鶯蒲の描く桜の絵。華やかな花の下に徳利と朱盃、桜の花びらが散らされました。続きの間も合わせて広々とした広間。風炉釜は逆勝手の趣向となりました。
 月窓軒は茨城不白会の塙宗枝様による香席でした。優雅な雰囲気に包まれ、香式典のもと香銘を聞き分け楽しまれました。
 円成庵は、宗和流の宇田川宗光様が釜を掛けられました。床には、啐啄斎の福禄寿画賛が掛けられ、水指、茶器は宗和好み、また仁清の茶碗を用いる等、千家と宗和流の取り合わせ。席主の千家への想いが伝わり、千宗旦と金森宗和とのつながりなど思い起こさせてくれました。

◇牡丹の間

家元席
牡丹の間床 酒井鶯蒲筆 桜の絵
家元席
【家元席会記   牡丹の間】
床 酒井鶯蒲筆 桜の絵
   下ニ 祥瑞徳利  朱盃  宗哲作
  香合 不白好
      ころころ香合  蓮華庵の松
 書院 棚 太田道灌蒔絵 硯箱
  風炉釜 朝鮮切合せ 高木治良兵衛作
 棚 霞棚
  水指 蓮鶴手造 瓢青柳
  棗  光琳桐蒔絵     漆壷斎作

  茶碗 御本写      永楽保全作
   替 仁清写 色絵
  茶杓 一元斎作 桜狩り
   建水 塗曲
   蓋置 胡銅 切り子形
  御茶  和光      丸久小山園
  御菓子 春の宵     本所越後屋
   器  砧青磁 小鉢 竜泉窯
    替 草花紋 平鉢 磁州窯

◇月窓軒 香席

席主:塙宗枝氏

不白の辞世がかけられた一円庵の床
不白の辞世がかけられた一円庵の床

◇円成庵

席主:宇田川宗光氏

宗和流 宇田川宗光氏
不白の辞世がかけられた一円庵の床
他の席主は以下の通り。
  宗澄庵 岩津宗智氏、艸雷庵 田中宗恵氏、不昧軒 佐々木光雪氏、楓の間 倉持宗江氏
  各席の様子は、春茶会写真レポート のペ−ジでも見られます。

©2010 edosenke
表紙へ歴史流祖茶室茶の湯のすすめ会報から不白会行事ご案内出版物事務局サイトマップ