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2011年8月24日

バングラデシュでの茶会--バングラデシュ大使邸にて

高橋宗千(東京不白会)

テーブル茶
バングラデシュ大使邸で
 『大唐西域記』の三蔵法師である玄奘三蔵も訪れた古代仏教の都、バングラデシュにてお茶会を催しました。
 滞在したのがちょうどラマダンの期間でしたから、この国の人たちは日の出から飲食を断ち、日没後のラマダン明けに夕食が始まります。必ず食するものとして、サモサ、ブリ、ペアジなど、揚げ物はベンガル人の得意アイテムです。それにバングラデシュの国魚イリッシュのから揚げ、ボッタ、鶏肉のカレー等。
 元バングラデシュ大使のハク夫人が親戚、知り合いなどを十数名、客として招待して下さいました。
抹茶を飲む
 食事後、日本から持参した茶籠、大使邸で調達したバングラデシュのお盆、紅茶用ガラスのポット、ベンガル製真鍮ボールを建水として用い、テーブル茶のおもてなしを致しました。菓子は、鶴屋吉信の日本の夏の趣の干菓子を。通訳をつけて茶事の成り立ちなども説明をしながら行いました。
 今回は、ハイソサイティの人々の集まりで、大学教授、ハーブの研究者等の方々から、とても興味を示され、大使夫妻も日本の生活を懐かしんでおられ、大使邸で働く若者も、とても興味を示しておりました。
抹茶を飲む2
 村の中に一歩足を踏み入れると、農作業に勤しみ茶飲み話に興じる男性や、炊事洗濯と子育てや家畜の世話に忙しく働く女性たち、そこら中で元気に遊び回る子どもたちの姿に、都市化と近代化が極限まで進んだ日本から訪れた我々は「自分たちが失ってしまったもの」に気づかされました。もちろん、それは一面で、我々が想像できない厳しい現実に直面しているのですが。
 この度は、財団法人日本財団の社会ボランティア賞の推薦により、当地を訪れることになりましたが、この茶事がバングラデシュでの糸口、文化の懸け橋になればと願っています。
 この茶会を催したことで、現地の女性支援の方から、バングラデシュの女性にテーブル茶の作法を、という話が持ち上がっています。

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2011年8月7日

上越はすまつり茶会

関宗栄(高田不白会)

はす祭り会場
 去る八月七日、市の行事の一環として観蓮茶会を担当させていただきました。野点ですから前日の準備ができないので朝六時と早く、お茶席は八時から十二時と短時間ですが、充実したひとときでした。涼しさを感じられるようにが、お道具組のテーマです。私の先生の小川支部長とその社中の方々にお手伝いをしていただきました。
中学生お点前
サポーターをしながら一生懸命にお点前
  私の社中の一人は小学二年生から稽古に来、紅葉のような手で工夫して服紗を畳み、お点前をしていたのが今は中学生になり、この茶会のお点前をいたしました。クラブ活動等大変になって前日に足を捻挫し、サポーターをしてのことでした。高校生になっても続けられるよう願っております。社中も今は大分慣れてきまして喜んでいます。
 会場は時折お堀の蓮の花が揺れ葉がうねり涼風が吹き一服の清涼剤でした。お茶関係の方々、一般市民の皆様、観光で訪れた方々、大勢の方においでいただき、感謝でいっぱいでした。

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